就職のお祝いにご購入された記念の時計で、電池交換を繰り返し、大切にご使用されてきたそうです。 今回が2度目の電池交換で、ベルトの隙間にホコリが付着していたので、ベルトのクリーニングもご依頼下さいました。 ベルトの汚れをそのままにしておくと、比較的サビにくいと言われているステンレススチールでも、劣化に繋がり、長くご使用いただけなくなることもございますので、定期的にベルトも綺麗にしてあげましょう。

夏場に多いこの現象。 パッキンやケースの劣化が主な原因とされる≪湿気混入≫です。 こうなってしまうと、視認性も悪くなりますし、内部の機械も湿気にさらされていますので非常に危険な状態です。 通常、内部清掃(オーバーホール)を実施していただくのが本命ですが、長期間預けることが出来ない場合、応急処置として『湿気乾燥修理』をお承りしております。 ガラス内側が曇ってしまって、お困りの方、是非当店へお持ちくださいませ。

こちらは約10年程前に購入し、しばらくの間紛失され、止まった状態で発見したそうです。 いざ使おうと思い、他店で電池交換を行いましたが動かず、当店へお持ち込み下さいました。 内部を拝見すると、電池から液漏れし、固まった粉がムーブメントに広がっており、錆びついている箇所もございました。 クォーツ式時計も機械式時計と同様に、定期的にメンテナンスを行っていただき、より良い状態を保ってください。

この度、お預かりさせていただいておりましたネックレスの糸替えが完了しました。 クラスプと呼ばれる留め具も使えなくなってしまい、そちらも併せて交換させていただきました。 従来のクラスプは、引っ掛けて留めるような構造が多く、パーツ折れで修理を承ることがほとんどでしたが、 新型は挟み込むタイプなので、故障がし辛い構造となっています。 ネックレスの糸替えをご検討されているようでしたら、この機会に是非、クラスプの交換もいかがでしょうか。

シンプルな外見ながら、凄い機能を持った時計なのです。 それは「パーペチュアルカレンダー」機能です。 「パーペチュアルカレンダー」とは、大の月・小の月やうるう年まで自動で修正してくれる、つまり 電池交換をして、次の電池交換までカレンダーを修正する必要がない、とても優れた機能を持つ時計です。

ハート型の模様がとても愛らしい、こちらは「ブルガリ」の時計です。 ブルガリと言えば、装飾品やフレグランス、革小物と言った様々なジャンルで支持を得ているブランドですが、 時計にも力を入れており、中でも〈B-zero 1〉は”ブルガリらしさ”を残しつつカジュアルさも兼ね備えているため、幅広い年齢層から支持を得ています。 時計なのに、アクセサリーのような感覚で着用できるのが多くの方に好まれる理由の一つでしょう。

文字板中央の蜂がとても愛らしい、こちらは「オリビアバートン」の時計です。 お持ち込み時は針が外れており、中央部の蜂もグラグラとしている状態で、お伺いしてみると不意に落下させてしまったとの事でした。 電池式時計も沢山のパーツから成る精密機器ですので、 本来であればオーバーホールをご検討いただきたいですが、今回のように限定的な修理でもお承り出来ますので、ご安心ください。

アイボリーに焼けた文字板の色味が、より一層アンティークを際立たせている、「オメガ」の手巻き式時計です。 この時計を受け継ぎ、長く使っていきたいと思い、オーバーホールを決心し、当店へお持ち込みいただきました。 視認性が良いはずのプラスチック製風防も傷が多く、今回は風防の交換もご依頼いただきまして、完璧な状態へと様変わりしました。