時計宝石修理研究所

HARAJUKU NEWS

◾️腕時計の電池の寿命は何年?

2019.12.26

こんにちは天野です。

 

今回の質問は

 

たくさんの人が疑問に思っている時計に関しての

 

質問に対してお答えして行きます。

 

 

・QUESTION:腕時計の寿命は何年?

・ANSWER :2〜3年

 

※ただしこれは時計の機械の状態によって電池が持つ年数は変わってきます。

 

なぜなら時計の機械の状態がよくないと電池の寿命は変わってくるからです。

 

では機械の状態が悪くなる要因は何でしょうか?

 

要因は大きく分けて

 

3つあります。

 

 


1:オイルの劣化

2:機械部のよごれ

3:付加機能を使用する


 

1:オイル劣化

 

電池式の時計も歯車の動きをスムーズにするために、

 

オイルがさしてあります。

 

そのオイルが5~6年に一度オーバーホールをしないと

 

歯車の摩耗、もしくは抵抗ができてしまい、

 

時計が止まったり、遅れてくると行った不具合が起きる。

 

部品同士の動きに抵抗が出るので、電池の消耗スピードも早くなる。

 


 

2:機械部のよごれ

 

時計の内部に湿気や、金属の経年劣化による金属粉、パッキンの劣化等のゴミが入り込み、

 

機械部がよごれてしまいます。

 

そうすることにより、ゴミが歯車の間に入り動きが悪くなってしまいます。

 

特に、クォーツ時計には時計の秒針を1秒に1運針させるために、

 

永久磁石でできた歯車が入っています。

その磁石の影響で金属粉等が中に入りこむと、磁石に引き寄せられ、

 

動きが悪くなってしまいます。

 

以上の汚れやゴミが歯車の動きの抵抗になり、電池の寿命に影響してきます。

 


 

3:付加機能を使用する

 

最後に、時計の中でも付加機能がついている時計があります。

 

今回例にあげますのが、

 

クロノグラフというストップウォッチ機能がついた時計です。

 

ストップウォッチ機能を稼働させている間電池の消耗スピードが早くなりますなのでストップウォッチ機能を稼働させたまま時計を普段使いしていると電池の消耗スピードが通常よりも早くなってしまいます。

 


 

〜まとめ〜

 

電池の寿命は2〜3年でありますが、

 

機械の状態が良くないと電池の寿命の年数が短くなります。

 

機械の状態を悪くする要因は

 

1:オイルの劣化

2:機械部のよごれ

3:付加機能を使用する

 

です。

 

ではこれらを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?

 

それは、機械の状態を美しく保つために定期的なオーバーホールをすれば

 

機械は正常な状態を維持します。

 

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