2023.04.12
目次
ロレックスの時計を長く使うためには、定期的なオーバーホールが必要です。車が2年に1回車検が必要なように、機械式時計も数年に一度、定期的なメンテナンスが必要です。
しかし、ロレックスの腕時計を持つ人方が気になるのは、正規サポートと民間修理業者のどちらにオーバーホールを依頼すべきかということだと思います。
ここでは、ロレックスのオーバーホールについて2つの選択肢について解説します。これからロレックスの時計を購入する予定の方や既に所有している方にとっても必見の内容です。
ロレックスのほとんどのモデルは、機械式自動巻きムーブメントを搭載しています。機械式時計は、細かなパーツが精密に組まれているため、定期的なオーバーホールが必要です。怠ると、パーツが次第に損傷し、最終的には時計が停止してしまいます。オーバーホールの頻度は使用状況によって異なりますが、ロレックスは3〜4年に1回のオーバーホールを推奨しており、この期間内にオーバーホールを受けることが望ましいとされています。
オーバーホールには、ムーブメントを分解して洗浄し、歯車のオイルを補充し、必要に応じてパーツを交換するなどの工程が含まれます。主なオーバーホールの手順は以下の通りです。
1:ケースからムーブメントを取り出して分解する。
2:各部品を1つずつ取り外して破損しているものがあれば交換する。
3:全てのパーツを超音波洗浄してきれいにする。
4:歯車にオイルを注ぎながら元通りに組み上げる。
5:精度チェックと防水性チェックを行う。
機械式時計は、細かい部品の組み合わせから成り立っているため、部品の摩耗によって時間の誤差が生じることがあります。3〜4年使用して1日に1分ほどの誤差が生じていたら、オーバーホールの依頼タイミングとなるでしょう。不具合を放置すると、他の部品にも負荷がかかって故障の原因となるため、人間の病気と同様に、初期症状が出たらすぐにオーバーホールをしてください。
ロレックスの時計を所有している場合、オーバーホールを行う際には、一般的には2つの選択肢があります。1つ目は、日本ロレックス社の正規修理サービスを利用することであり、2つ目は正規修理ではなく、民間の修理業者にメンテナンスを依頼することです。
どちらに依頼するかは、それぞれメリット・デメリットが存在します。迷っている方は、参考にすることをおすすめします。
選択肢①日本ロレックスの正規サポートを利用する
ロレックスの時計を所有している場合、オーバーホールをする際には、日本ロレックス社の正規修理サービスか民間修理業者のメンテナンスを選ぶことになります。
正規サポートでオーバーホールをする場合は、日本ロレックスに依頼をします。都心部に住んでいる方は、東京丸の内にあるサービスセンターに時計を持ち込むことがオススメで、遠方の方や時間がない方は、公式サイトから依頼をすれば無料で梱包キットを自宅に届けてくれるため、気軽に利用することができます。
日本ロレックスの正規オーバーホールは、専門の時計技術者がメンテナンスを行い、部品交換の際に他社製の部品が使われる心配もないため、部品の一つ一つに至るまで完全なる正規品として修理してもらうことができます。また、正規修理保証書も貰えるため、仮に売却することになっても本物であることを証明することができます。発行してから1年未満の証明書を持っていると、オーバーホール代が上澄みされた買取査定が提示されることもあります。
モデル名 | 価格 |
---|---|
デイトジャスト | 71,500円~93,500円 |
GMTマスター | 77,000円~121,000円 |
エクスプローラー | 77,000円~121,000円 |
サブマリーナ | 77,000円~121,000円 |
ヨットマスター | 77,000円~121,000円 |
デイデイト | 88,000円~110,000円 |
デイトナ | 88,000円~132,000円 |
上記の料金表は2022年12月の時点での料金です。変更になる可能性がございますので予めご了承ください。
オーバーホールの料金は、ロレックスのモデルや機能によって異なります。基本的な価格は、公式ウェブサイトに掲載されており、エクスプローラーやサブマリーナなどの人気モデルのオーバーホール料金は、約7万円から14万円程度です。ただし、素材が高級なものや、機能が複雑なものは、追加料金が必要になります。また、部品の交換が必要な場合には、それにかかる料金も加算されます。修理代は高価なモデルになるほど高くなりますが、正規修理であれば、品質や信頼性についての絶対的な安心感が得られます。ただし、修理代が高額になるため、注意が必要です。
POINT
・正規修理は安心感があるが、オーバーホール代は高額。13万円以上になることもある。
・メーカー保証は手厚く、2年間付帯される。
・東京丸の内のサービスセンターに持ち込むか、郵送することで修理を受け付けてもらえる。
選択肢② 民間の時計修理業者に依頼をする
正規の時計修理は安心感があるものの、高額なため、民間の時計修理業者に依頼することをおすすめします。一部の業者には、正規サポートと同等の品質を誇る優良業者もあります。
ロレックスは高級時計の中で最も多く使用されるため、パーツの流通量が多く、ヴィンテージウォッチ以外は社外パーツを使用する必要性は低いです。そのため、民間業者でも問題なく修理が可能です。
民間の修理業者は、オーバーホール代が正規修理の半額〜7割程度の価格帯であることが一般的です。ただし、業者によっては技術力や品質にバラツキがあるため、口コミなどから評判の良い優良業者を選ぶことが必要です。
優良業者を選ぶポイントは
1:優良時計店と提携している工房
2:規模が大きく1級時計修理技能士によって対応されていること
3:口コミを参考にすることです。
時計修理は機材などに高額な投資が必要なため、ある程度の規模を持つ業者を選ぶことが望ましいです。
また、1級時計修理技能士が担当しているかどうかも重要なポイントです。
優良時計店と提携している工房は信頼性が高いため、時計を購入する際には価格だけでなくメンテナンスも考慮した方が良いでしょう。修理業者の中でも、優良業者が施すオーバーホールは正規メンテナンスとほぼ同等の品質が保たれているため、コストパフォーマンスが良いといえます。ただし、保証期間は正規修理よりも短いことが多いです。
POINT
・民間の時計修理業者は正規修理に比べ、オーバーホール代が半額〜7割程度と安価である
・修理業者によっては品質にバラツキがあるため、優良業者を選ぶことが重要である
・優良時計店で購入し、時計店を通してメンテナンスを受けることが望ましい
・優良業者を選べば、正規修理と同等の品質でオーバーホールが可能である
ロレックスのオーバーホールには、日本ロレックスでの正規サポートまたは民間の修理業者への依頼の2つの選択肢があります。
正規サポートに依頼すれば安心感があるものの、修理費が割高になるというデメリットがあります。
4年に1回オーバーホールを受けると4年間で最低8万円、1年あたり2万円ほどのランニングコストがかかります。
ですので優良な修理業者に依頼することで総合的なコストパフォーマンスを高めることができます。
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【ロレックス修理実績】
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