時計宝石修理研究所

HARAJUKU NEWS

東京でフランクミュラーのオーバーホールなら/修理・費用・歴史について解説

2020.07.11

 

時計の歴史を200年早めた男と称される高級時計ブランドメーカーの創始者

 

アブラアン・ルイ・ブレゲ。そんなブレゲの再来と言われた時計士・

 

フランクミュラーは現代の時計の常識を塗り替えたといわれています。

 

そんな天才時計師が作り上げた高級時計ブランド・フランクミュラー。

 

時計の高級ブランドメーカーは有名になるまでにかなりの年月を有しているのにも

 

かかわらず、フランクミュラーは1,986年に工房を立ち上げてから僅か20年ほど

 

で有名高級ブランドメーカーとして名を広めました。

 

独創的なデザインと、複雑機構の巨匠と称されるほどの技術力。

 

その両方が合わさってできた偉業ともいえるでしょう。

 

今回はそんなフランクミュラーについて解説していきます。

 


・フランクミュラーの歴史

フランクミュラーの原点は一人の天才時計師から始まります。

 

このブランドの名前にもなったフランクミュラーは1958年にスイスのヌーシャテル州、

 

ラショードフォンにスイス人とイタリア人の間に生まれました。

 

幼い頃から時計に触れる機会が多かったその影響で、スイス・ジュネーブの時計学校へ通い始めます。

 

そこから彼の時計職人としての才能が開花するストーリーが始まっていったのです。

 

そこでは入学してすぐにフランクミュラーの時計職人としての才能が

 

開花しました。

 

通常、3年かかって卒業の単位を取得するところ、それを僅か一年で

 

取得してしまうという努力家でもあったのです。

 

なんとその偉業を成し遂げた年齢はわずか17歳の時というのも驚きですね。

 

時計に対しての知識ももちろんの事、時計の設計にも

 

センスが他の生徒と比べて秀でたものでした。

 

卒業試験の際に、ロレックスのパーツを一本分渡されそれを使い

 

時計を設計するというところ、フランクミュラーは

 

永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)のモジュールを作り

 

それを搭載させたという偉業を成し遂げました。

 

時計学校卒業後、彼の才能を採用したいメーカーが殺到しましたが、

 

フランクミュラーは独立時計師の道を進みます。

 

そして、1992年には現在のフランクミュラーの前進となる、

 

フランクミュラー・ウォッチランドを創設します。

 

さらに、宝石商を経営していたヴァルタン・シルマケスと共同経営で「フランク・ミュラー」ブランドを立ち上げ、独自の開発技術とジュエリーを掛け合わせた作品を出品します。

 

そして、創業してわずか30年足らずで有名時計ブランドに育てあげました。

 

このことから、共同経営していたヴァルタン・シルマケスの経営手腕も

 

見ることができますね?

 


 

・フランクミュラーの人気モデル

 

・カサブランカ

 

カサブランカなしで、今のフランクミュラーはなかったであろうと称される

 

フランクミュラーが低価格モデルを世に送り出すために企画された始めのモデル。

 

当時、フランクミュラーはいかに複雑な時計を作るかということに集中している

 

ところに、経営しているパートナーにブティックを広げ、事業を展開して行くには

 

このカサブランカのモデルは必ず必要になるというアイデアを受け入れ

 

作られたモデルなのです。 

 

・トノーカーベックス

 

前述のカサブランカとよく混同されがちなモデルですが、制作された経緯や

年代が全く違うモデルになります。

 

トノーカーベックスはフランクミュラーが独立し、会社を1,992年に創業する前、20代の頃から作りあげていたモデルなのです。

 

1998年には世界最小のトゥールビヨンをこのトノーカーベックスで発表しました。

 

数々の超複雑機構を搭載した時計を発表する勢いはとどまらず、2000年にはカジノからインスピレーションを受けたヴェガスで遊び心も表現。

 

文字盤の中央部分に配置されたルーレットが特徴的なヴェガスに採用された世界初の機構も、世界中のコレクターを魅了しました。

 

・ロングアイランド

 

1992年にブランドが創設されて以来、フランクミュラーでは「トノーカーベックス」に代表されるような、細身で腕の丸みにしっくりなじむトノー型のコレクションを発表してきました。

ところが、ロングアイランドはこれらのものとは一線を画し、レクタンギュラー型のケースを採用しています。

四角形に近いこのケースはどっしりとした存在感があり、メンズ用として日常的に使いやすいと発売以来人気を博し、いまやフランクミュラーの定番となっています。

そもそもロングアイランドの生みの親は、精密機械とファッションに対する優れたセンスを持つ、天才時計職人のフランクミュラー。

その確かな技術で時代を先取りしたこの時計は従来のアールデコから一歩進化し、1920年代から1930年代にかけて一世を風靡したノヴェチェントスタイルから着想を得ています。

文字盤中央に、これまでにないオーバル状の目盛りを採用。

新しいデザインでありながらアート性の高いアヴァンギャルドな文字盤と、スペード型の遊び心あふれる時分針の特徴的なデザインはしっかりと継承しているので、ブラント感も満載です。

男性的な中にも繊細さが光るロングアイランドはフランクミュラーの最新技術を搭載し、優れた防水性や防塵性を備えた、実用性の高い仕上がりも魅力の一つだといえます

 

・ヴァンガード

 

ケースの形状はトノーカーベックスと似ているのですが、トノーカーベックスにはない

 

「近未来でエネルギッシュ」な雰囲気があり、レディースモデルには

 

トノーカーベックスより更に可愛らしさが増した「フェミニンな魅力」があります。

 

さらに、クロコダイルにラバーコーティングを施したベルトが採用されていることもヴァンガードシリーズの大きな特徴でしょう。

スポーティーな印象を放つラバーコーティングは汗や水分への耐久性に優れ、実用的。これまでのフランクミュラーのどのモデルよりもカジュアル向けな仕上がりになっています。

 


 

・フランクミュラーの修理・オーバーホール実績

 

【詳細は下のリンクをクリック↓↓↓】

・フランクミュラー カサブランカ オーバーホール

 

 

 

 

【詳細は下のリンクをクリック↓↓↓】

・フランクミュラー ヴァンガード オーバーホール

 

 

 

【詳細は下のリンクをクリック↓↓↓】

・フランクミュラー ロングアイランド オーバーホール

 

 

【詳細は下のリンクをクリック↓↓↓】

・フランクミュラー グランドコンプリケーション オーバーホール

 

 

【詳細は下のリンクをクリック↓↓↓】

・フランクミュラー カサブランカ オーバーホール

 

 

 

【詳細は下のリンクをクリック↓↓↓】

・フランクミュラー トノーカーベックス オーバーホール

 

 


 

・フランクミュラーのオーバーホールの手順 

 

 ではフランクミュラーのオーバーホールはどのような手順で行っているのでしょうか?

 

オーバーホールの作業は大きく分けて、8工程に分かれます。

 

それでは順番に説明していきます。

 

・分解

時計を分解して、不具合(止まり、時間の遅れ、時間の進み、動くがすぐ止まる)の原因を調べます。 単に分解するのではなく、この時に部品を丁寧に一つ一つ見ていきます。

機械式腕時計は、ゼンマイの負荷のない状態にし、順番に丁寧に分解していきます。

この時、時計の修理にかかる費用がどのくらい必要なのか?を明確にします。

 

・洗浄

ホコリや油で汚れた部品をベンジンで一つ一つ洗浄していきます。

手洗いが必要な汚れの状態のものもあるので、手作業で行う。

特に、錆びや、汚れが広がっていると時間がかかります。

細かな部品や壊れやすい部品が多いですが、慎重にしっかりと洗浄します。

超音波洗浄機もしように、新品同様の輝きを取り戻させます。

 

・注油

分解して、洗浄を終えた部品を一つ一つ確認しながら、穴石、受け石、アンクルの爪石、そして車軸穴。歯車、車軸などの部品に適切な箇所に適切な量のオイルを選択し注油を行います。時計用のオイルは時計の部品の種類や機能によって種類を変え、より長い期間安全にご使用になれるように分けます。

 

・組み立て

壊れた部品は、修復・交換を行い、順序よく組み立てます。

小さな部品ばかりの精密機械なので、全神経を集中して取り組みます。

技術者の経験が問われるセンスが大切な作業です。この時に複雑なもの、

はどの部品がどこの場所に配置されているのかを全て記憶しておかなければ

なりません。

 

・調整

組み立てが完了すると、動作確認を行います。

正常に動いているようであれば、テンプ、ヒゲゼンマイ、緩急針のアオリなどの

調整、調節の作業に移ります。微調整は熟練技が必要な細かな作業です。

 

・ケーシング

調整を終えたムーブメントに、時針や分針、秒針を取り付け、ケースに収める作業です。

ケース内、ガラス面、ムーブメント部分にホコリや汚れがない状態にし、裏蓋をしっかり閉めます。

 

・点検

分解、洗浄、注油。組み立て、調整、ケーシングの全ての作業工程が終われば、本来の性能を取り戻しているのかを確認していきます。

専用の計測器等をしようして、精度や防水機能、外観の全てをチェックします。

 

・完成

腕時計の本体に バンドを取り付けるとオーバーホールの作業は完了です。

腕時計を永くお使いいただけるように、一般的なクォーツ式で5〜6年に一度

機械式時計で3〜4年に一度、点検・分解掃除(オーバーホール)をおすすめします。

 

 

・ポリッシュ(オプション)

ケースやブレスレット部分を磨くことができます。

長年ご愛用いただいているとどうしても打ち傷や擦り傷ができます。

それらも素敵な時計の思い出ではございますが、ポリッシュすることで、

再び美しい輝きを取り戻すことができます。

 

 


 

・フランクミュラーのオーバーホールが必要な理由、頻度や期間は?

 

機械式時計で3〜4年に一度が良い期間だと言われています。

 

それは時計用のオイルが経年劣化してしまうからです。

 

オイルが経年劣化してしまうと、部品同士が磨耗していきます。

 

それにより、金属粉が出てきてしまい、他の部品の間に入りこんで

 

しまいます。その結果歯車がかけてしまったり、

 

部品同士の磨耗を早めてしまう

 

原因になるのです。

 

オーバーホールの期間ですが、時計宝石修理研究所では、順番に丁寧に一つ一つ拝見させていただいていますので、約1ヶ月程お時間を頂戴しています。

※内部の状態や時計修理のお預かり状況によって変動しますので予めご了承くださいませ。 

 

 


 

・時計宝石修理研究所「フランクミュラーの修理料金」

弊社のフランクミュラーのオーバーホール料金は以下の通りになります。

 

・クォーツモデル:¥39,800+税~

・機械式3針モデル・機械式多機能:¥59,800+税~

※アンティークのモデルに関しても御修理可能です。お気軽にご相談くださいませ。

 


 

・正規店に修理を依頼するメリット・デメリット

 

メリット:正規メーカーにオーバーホールを依頼する際の一番のメリットは、やはり安心感でしょう。製造中止になっていない限り、交換部品もスムーズに手に入ります。

 

デメリット:比較的高額の修理になるケースが多い

フランクミュラーを正規店にオーバーホールを依頼した場合の

 

金額は以下の通りになります。

 

フランクミュラー:¥45000〜¥120,000

  

この基本のオーバーホールの料金に部品交換の費用が加わると

 

¥60,000~¥160,000円以上の御見積になるケースが多いようです。

 

オーバーホールの金額は時計修理のプロショップと比較したとき、

 

高額になるケースが多いですね。

 

 


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