時計宝石修理研究所

HARAJUKU NEWS

東京でオメガのオーバーホールなら/費用・修理・歴史について解説

2020.07.07

 

 

2,020年東京オリンピックの公式タイムキーパーとして選出された

スイスを代表する高級ブランド時計メーカー「OMEGA」

高級時計の入門ブランドとして世界中の方々の人気を集めています。

今回はオメガのメンテナンス・歴史・モデルについて解説していきます

 

 


・オメガ のオーバーホールの手順 

 

 

オーバーホールの作業は大きく分けて、8工程に分かれます。

 

それでは順番に説明していきます。

 

・分解

時計を分解して、不具合(止まり、時間の遅れ、時間の進み、動くがすぐ止まる)の原因を調べます。 単に分解するのではなく、この時に部品を丁寧に一つ一つ見ていきます。

機械式腕時計は、ゼンマイの負荷のない状態にし、順番に丁寧に分解していきます。

この時、時計の修理にかかる費用がどのくらい必要なのか?を明確にします。

 

・洗浄

ホコリや油で汚れた部品をベンジンで一つ一つ洗浄していきます。

手洗いが必要な汚れの状態のものもあるので、手作業で行う。

特に、錆びや、汚れが広がっていると時間がかかります。

細かな部品や壊れやすい部品が多いですが、慎重にしっかりと洗浄します。

超音波洗浄機もしように、新品同様の輝きを取り戻させます。

 

・注油

分解して、洗浄を終えた部品を一つ一つ確認しながら、穴石、受け石、アンクルの爪石、そして車軸穴。歯車、車軸などの部品に適切な箇所に適切な量のオイルを選択し注油を行います。時計用のオイルは時計の部品の種類や機能によって種類を変え、より長い期間安全にご使用になれるように分けます。

 

・組み立て

壊れた部品は、修復・交換を行い、順序よく組み立てます。

小さな部品ばかりの精密機械なので、全神経を集中して取り組みます。

技術者の経験が問われるセンスが大切な作業です。この時に複雑なもの、

はどの部品がどこの場所に配置されているのかを全て記憶しておかなければ

なりません。

 

・調整

組み立てが完了すると、動作確認を行います。

正常に動いているようであれば、テンプ、ヒゲゼンマイ、緩急針のアオリなどの

調整、調節の作業に移ります。微調整は熟練技が必要な細かな作業です。

 

・ケーシング

調整を終えたムーブメントに、時針や分針、秒針を取り付け、ケースに収める作業です。

ケース内、ガラス面、ムーブメント部分にホコリや汚れがない状態にし、裏蓋をしっかり閉めます。

 

・点検

分解、洗浄、注油。組み立て、調整、ケーシングの全ての作業工程が終われば、本来の性能を取り戻しているのかを確認していきます。

専用の計測器等をしようして、精度や防水機能、外観の全てをチェックします。

 

・完成

 

腕時計の本体に バンドを取り付けるとオーバーホールの作業は完了です。

腕時計を永くお使いいただけるように、一般的なクォーツ式で5〜6年に一度

機械式時計で3〜4年に一度、点検・分解掃除(オーバーホール)をおすすめします。

 

・ポリッシュ(オプション)

ケースやブレスレット部分を磨くことができます。

長年ご愛用いただいているとどうしても打ち傷や擦り傷ができます。

それらも素敵な時計の思い出ではございますが、ポリッシュすることで、

再び美しい輝きを取り戻すことができます。

 


・オメガのオーバーホールが必要な理由、頻度や期間は?

 

機械式時計で3〜4年に一度が良い期間だと言われています。

 

それは時計用のオイルが経年劣化してしまうからです。

 

オイルが経年劣化してしまうと、部品同士が磨耗していきます。

 

それにより、金属粉が出てきてしまい、他の部品の間に入りこんで

 

しまいます。その結果歯車がかけてしまったり、

 

部品同士の磨耗を早めてしまう

 

原因になるのです。

 

オーバーホールの期間ですが、時計宝石修理研究所では、順番に丁寧に一つ一つ拝見させていただいていますので、約1ヶ月程お時間を頂戴しています。

※内部の状態や時計修理のお預かり状況によって変動しますので予めご了承くださいませ。 

 


・時計宝石修理研究所「オメガ の修理料金」

当店でのオメガのオーバーホールの修理の料金は以下の通りになります。

 

・シーマスター:¥39,800+税~

・スピードマスター:¥39,800+税~

・コンステレーション:¥39,800+税~

・デビル:¥39,800+税~

 

※アンティークのモデルに関しても御修理可能です。お気軽にご相談くださいませ。

 


・ブランドメーカーに修理の依頼するメリット・デメリット

 

メリット:正規メーカーにオーバーホールを依頼する際の一番のメリットは、やはり安心感でしょう。製造中止になっていない限り、交換部品もスムーズに手に入ります。

 

デメリット:比較的高額の修理になるケースが多い

オメガ社にオーバーホールを依頼した場合の金額は以下の通りになります。

 

 オメガ:¥50000〜¥80000 

  

この基本のオーバーホールの料金に部品交換の費用が加わると

 

オーバーホールの金額は時計修理専門店と比較したとき、高額になるケースが多いですね。


・オメガの歴史

 

オメガの歴史の始まりは、オメガの前身である時計工房は、今から約160年前、1848年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業されました。

 

私も一度ラショードフォンの地に足を運びましたが、自然が満ちあふれる時計作りに

最適な場所でした。

 

電車が1時間に一本ペースでしか走っていないことには驚かされましたが、、、

 

日本だと電車が分刻みで来ることは当たり前なので、驚きが隠せませんでした。

 

そんな大自然に誕生した現在のオメガですが、僅か23歳の創業者ルイ・ブランは他の時計メーカーと同様、懐中時計を製造していたそうです。

 

1879年ルイ・ブランがこの世を去ると、セザール・ブランが経営に参加し本社をビールに移転します。

 

1894年伝説的な名機として知られるキャリバー「オメガ」が生まれ、1903年に正式にオメガが社名に採用されたのです。

 

キャリバーの名前が社名、という時計メーカーらしい誕生だったのですね。

1932年、ロサンゼルスオリンピック以降公式の計時を勤めています。

 

現在でも、オリンピックのタイム記録の横にはオメガのマークが掲げられており、精密時計のオメガという名声が世界に定着している証左ともいえます。

 

1940年から1960年にかけて、現在時計好きなら誰でも知っている名機が次々と発表されます。

 

防水時計として名高い「シーマスター」が1948年

 

星座の意味を持ち、裏蓋に天文台が彫られた「コンステレーション」が1952年

 

後に宇宙に最初に到達した時計「スピードマスター」が1957年

 

そして、オメガの中では数の少ないドレスウォッチ「デ・ヴィル」が1967年

 

現在もニューモデルが発表され続けているこれらのモデルたちはこの20年の間に生まれ、世界的な人気を得たんですね。

 

今年行われる予定であった東京オリンピックの公式時計としてオメガが選出される程にスウォッチグループは大きくなっていきました。

 

但し、そんなオメガも経営危機を2度も乗り越えて現在の地位を手に入れたのです。

 

1度目の経営危機は1,929年にあった世界恐慌です。この出来事により時計業界だけでなく全世界が不況になり、時計が売れなくなってしまいました。

 

その危機を「ティソ」とSSIHというグループを作ることにより、この不況を乗り越えました。

 

ですが、その40年後

 

1969年にセイコーが世界初のクォーツ時計を世の中に広めた出来事「クォーツショック」

がおきました。

 

それにより、今まで機械式の時計しか製造してこなかったメーカーは危機に立たされます。

 

安価で且つ、精度が極めて高いクォーツ時計は一気に世の中に浸透していきました。

 

1986年にはスイス全体の時計メーカーは危機に立たされ、時計のムーブメント会社ETA社を初めとした、SSIH、ASUGA、スウォッチなどの時計企業集団が合併することでSMHグループが創設されました。

 

このSMHグループが現在のスウォッチグループの前進となったのです。

 

合併、吸収を繰り返し、生き残ってきた時計ブランド「オメガ」現在では、スウォッチグループの時計ブランドの看板ブランドになっています。


・オメガの人気のモデル

 

・シーマスター

オメガの人気もでるの一つで、ダイバーズ時計です。防水性に富んでいますが、

このシーマスターが誕生した当初はプロトタイプで、防水性はあまり強いものではありませんでした。開発を重ねるごとに防水機能が高くなっていきました。

この人気モデルは、1,970年代に海底油田探査にてシーマスターが採用され、8日間にわたる深海250mでのダイバーらの活動を無事にサポート。

また、伝説のフリーダイバー「ジャック・マイヨール氏」が、世界記録となる101m素潜りに成功した際にも、その腕にはシーマスターがあったと言います。

ロレックスも歴史的瞬間の時に広告塔として、時計をはめてもらうという戦略をとっていましたが、オメガのシーマスターも同じような戦略をとっていることがわかりますね?

中でも、個人的に好きなのが、シーマスタープラネットオーシャンで、暗闇に時計を持っていくと、2色の夜光塗料が発光します。その美しい光はいつまでも見ていられますよ?

 

・スピードマスター

このスピードマスターもオメガの中ではかなりの人気モデルですね?

クロノグラフ(ストップウォッチ機能)がついたモデルです。

オメガはオリンピックでの公式時計として認定されているだけでなく、

月面着陸を初めて成し遂げたアポロ計画の際にも、宇宙飛行士が腕にはめていた

時計がこのオメガのスピードマスターなのです。

中でも、スピードマスタープロフェッショナルのモデルは、宇宙での活動を

阻害しないように、文字盤のカバーがプラスチック風防になっています。

ミネラルガラスの方が頑丈でいいのでは?と思う方もいるかも知れませんが、

万が一ヒビがいったとしてもプラスチックは宇宙空間に飛び散らないのです。

なので、このプロフェッショナルモデルは別名ムーンウォッチと呼ばれ、月に

初めて行った時計として称されています。

 

・コンステレーション

コンステレーションとは「星座」という意味があります。

なぜこの様なモデルの名称がつけられたのでしょう?

それは、1952年に開催された、世界中の時計メーカーが時計の精度を競い合うコンクール「天文台クロノメーターコンクール」で優秀な成績を残したことを機に、星座を意味する「コンステレーション」の名前がつけられました。

コンステレーションは他のモデルとは違い、エレガントなデザインが特徴的です。

メンズ、レディースがありますが、女性に人気のモデルですね?


・オメガの修理実績

 

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・オメガ シーマスター オーバーホール

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・オメガ スピードマスター オーバーホール

 

 

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・オメガ スピードマスタープロフェッショナル オーバーホール

 

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・オメガ コンステレーション オーバーホール

 


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