2019.06.16
■枚方店「オメガ・メガソニック オーバーホール」
非常に珍しい、オメガ・メガソニック。
1970年代に製造されたモデルで、現在ほどクォーツモデルが普及する黎明期に発表されていた、音叉を使用したモデルです。
音叉時計と言えば、アメリカのブローバ社が発表したアキュトロンが有名ですね。
これまで数多くの時計を拝見して参りましたが、メガソニックは非常に珍しいです。
ブローバの音叉+クォーツのハイブリッド機“アキュクォーツ”は何度か見かけましたが、それよりも見かける頻度は低い、希少モデルです。
時計の構造をを簡単に分けますと、時計を動かす為の動力部と、正確な時を刻ませる為の調速部に分かれます。その調速部ですが、機械式ならそれが“テンプ”、現行の最も多いものが“クォーツ”、本モデルはそれに“音叉”を使用しています。詳しくご説明すると大変長くなってしまうので、またの機会に譲ります…。
本モデルは、そんな希少モデルでもあり、独特の作動音とスウィープ運針が好きで、根強い愛好家もいらっしゃるそうです。