分解掃除とゼンマイ交換、ローター芯の交換、各種パッキン交換と、ヒゲゼンマイに偏心がございましたので修正を施術いたしました。

GMT機能(第2時間帯表示機能)を備えた、パイロットの為のツールウォッチとして誕生したGMTマスター。初代モデルは、1955年にまで遡ります。 世界初の超音速旅客機コンコルドのテスト飛行に携行されたのは、愛好家の方には有名なエピソードでしょう。 さて、この度承りましたこちらは、1982年から登場した“GMTマスターII”の系譜を受け継ぐモデルです。 ビジュアル的な最大のシンボルでもある、昼夜を一目で識別する為のベゼルのカラーリング。ベゼルの配色により様々なペットネームがあるのはご存知の方も多いかとは存じます。 いわゆるGMTマスターと言えばイメージされるレッド×ブルーは“ペプシ”とも呼ばれますが、こちらはレッド×ブラックで“コーク”とも呼ばれています。 様々なバリエーションが存在する人気モデルならではの、オーナーの皆様の愛情と遊び心とも言えますね。 今後も、ぜひ定期的なオーバーホールをご検討頂き、これからも永き旅路の指標となって頂ければ幸いでございます。