分解掃除と、ゼンマイ交換、脱進器関係の調整を施術いたしました。

毎時36,000振動を誇る、クロノグラフムーヴメントの傑作“エルプリメロ”を搭載したモデル。ガジェット好きには堪らない逸品ですね。 1970年代からのクオーツ･ショックによる苦難の時代、機械式時計に関するものは全て破棄するように命じられたところ、シャルル･ベルモ氏が人知れずエルプリメロに関する工具や図面、金型を弟と二人で屋根裏部屋隠したのは有名なエピソードでしょう。 永らくオーバーホールをされていなかったとのことで、この度オーバーホールのご依頼となりましたが、これからの未来、いかなる時もオーナー様と共に想い出STORYを刻んで頂ければ幸いでございます。