内部にサビが見受けられましたので、分解掃除とともにサビ落しを行い、ゼンマイの交換、切替車の交換を施術いたしました。

高級ジュエラーとしても誉れ高いカルティエ。 “世界初の腕時計”は、カルティエのサントスとも言われているのは、有名はエピソードではないでしょうか。 飛行冒険家であった、アルベルト･サントス･デュモンが「飛行機の操縦桿を握りながら、懐中時計を確認するのは困難…」と漏らしたことから、全てが始まったとか…。 腕時計のルーツを辿って行くのも、何ともロマンを感じますね。 さて、この度承りましたこちらは、全く動いてくれなくなっておりました。内部を拝見いたしましたところ、そこかしこにサビも見受けられ、ゼンマイ切れも起こしておりました。 オーバーホールを施術し、また時の鼓動を刻み始めてくれております。大空へ夢を馳せつつ、末永くご愛用頂けると幸いです。