今回、修理を承りましたお時計はダンヒルです。 ダンヒルといえば、渋い、ダンディー、スーツ、革小物というイメージが多いかと思います。 元々は、1880年にロンドンで創業された馬具専門製造卸売業を、アルフレッド・ダンヒルが1893年に父から引き継いだことが始まりです。ですので、革小物はすでにここから始まってるんですね。 そして、馬車から自動車へと移動手段が変わり、それに合わせて自動車旅行やオープンカーに乗る際に必要な、ゴーグルやグローブ、レザーコートの販売を開始しました。 そして、のちに代表的なアイテムとなる喫煙具、特にライターは今でも人気のアイテムです。 1993年にカルティエやIWC、モンブランなどで知られるリシュモンの傘下に入ります。 現在では、スーツ・シャツ・ネクタイ・カジュアルウェア・靴・財布・バッグ・ベルト・カフス・香水などを手がけています。 ですが、時計に関しては2011年に当時の新作を発表して以来、現在に至るまで製造はされていません。そのため、ダンヒルの時計に関しては、過去に製造された中古のヴィンテージやアンティーク時計ばかり。そのため、アンティーク愛好家や時計好きが支持してきています。 ダンヒルの時計は、どちらかといえば、派手さはなくやや小ぶりで薄いものが多く、スーツスタイルにまさしくバッチリといったところでしょうか。 市場で見つけたら、ぜひチェックして見てはいかがでしょうか。

お時計が止まってしまったので、お持ちになりました。