WORKING
PROCESS
裏蓋を開ける
様々な裏蓋の形態がございますので、しっかりと開閉方法を見極めます。一般的なタイプですとほとんどの場合、開け口がございます。キズミ(ルーペ)でしっかりとその場所を確認し、専用のコジアケと言われる開閉器を慎重に丁寧にスッと差し込み、裏蓋を開けます。
電池交換について
電池交換とは
電池が切れてしまった状態でそのままにしておくと、様々な不具合が発生することが考えられます。例えば時計内部で油が固まり始めたり、電池から漏液(液漏れ)を起こしたり…。そうなってしまうと、電池を交換しただけでは正常動作せず、大掛かりな修理(オーバーホール)が必要となったりします。ですのでお持ちの時計が止まってしまいましたら早いうちに電池交換をされることをお勧めいたします。
こんな症状が出ると
電池交換をご検討ください
内部の機械が正常な状態であれば、電池の持ちは一般的な時計で約2年程度です。ですが、時計が止まったり、遅れだすようになりましたら、まずは電池交換をご検討ください。また、時計によっては電池切れ直前のサインを出してくれるモデルもございます。秒針が2秒もしくは5秒、一気に動くようであれば、それは電池切れ直前のサインです。その場合はいつ止まってもおかしくない状態ですので、表示時間が合っていても早急に電池交換をご検討下さい。
電池交換の作業工程
まずは裏蓋を開け、もともと入っている電池を取り出し電圧を測定いたします。そこで電圧が定格よりも減っているようであれば、新しい電池と交換します。後は内部のゴミや汚れを取り除き裏蓋を閉めます。動き出しているのを確認し、時刻合せ・カレンダー合わせを行い完成となります。
裏蓋を開ける
様々な裏蓋の形態がございますので、しっかりと開閉方法を見極めます。一般的なタイプですとほとんどの場合、開け口がございます。キズミ(ルーペ)でしっかりとその場所を確認し、専用のコジアケと言われる開閉器を慎重に丁寧にスッと差し込み、裏蓋を開けます。
電池の取り出し・品番の確認
裏蓋を開けますと、もともと入っている電池を慎重に取り出します。この時もモデルによって様々な方法で電池を固定してあったりするので、取り外しに当たって最適な方法を取ります。専用の測定機で電池電圧・電池品番を確認します。電池品番には電池の直径や厚み、素材情報が含まれているのでしっかりと確認をし、取り替えを行います。
電池を取り替える
もともとの電池を参考に、時計の電池を入れるスペースもしっかりと確認しながら、新しい電池を選定します。新しいパッケージから電池を取り出しこちらも測定機でチェック、電圧に問題がないことを確認し、時計に取りつけます。この際に、電池のプラスとマイナスを金属のピンセットや指で触らないよう注意が必要です。
ゴミ取り・裏蓋を閉める
確実に電池をセットしたら時計の機械に汚れやゴミがないかチェックします。もし汚れやゴミがあれば、ロディコと呼ばれる専用の汚れ取りで丁寧に除去して行きます。必要があればパッキン交換を行い、裏蓋の閉めるべき方向をしっかりと確認してから、慎重に閉めます。
電池交換後、万が一不調になるようであれば、内部のムーヴメントの不具合が考えられます。半年と経たない内に不調になるようであれば、オーバーホール(分解掃除)を早々にご検討下さい。内部のムーヴメントが傷み始めますと、電池交換を行っても持ちが悪かったり、遅れ進み・動作停止等、様々な不調をきたす可能性がございます。電池式の腕時計においても、調子良く作動していたとしても概ね5~6年に1度程度を目安に、定期的なオーバーホール(分解掃除)が必ず必要となりますので、ぜひご検討下さい。
電池交換をしたお客様の声
店舗修理利用
STORE REPAIR
大阪市在住
女性:49歳
家の近くにある時計店で断られたブランドクォーツ時計の電池交換をしてもらいました。防水のしっかりした時計だったので、また断られるかと思いましたが、その場で防水テストまでしてもらえました!おかげで水仕事でも、時計に気を配らず集中できるようになりました。
宅配修理利用
DELIVERY REPAIR
鳥取県在住
男性:39歳
初めて昇進したときに買った記念の腕時計が全く動かなくなってしまいました。引っ越しをしたので、買ったお店は遠くてなかなか行くことができないし、近くに時計店もなかったんです。どうしよう…と悩んでいた時に、ここがWEBでも受け付けてくれると知って、早速、申しこんでみました。直接店員さんとお話をするわけじゃないので、すっごく不安でしたが、ちょっと気になったことでも専門的な内容も交えながら分かり易く丁寧にお返事をもらえ「あぁ、ここなら安心だな」と思いました。出来上がって箱を開けるときは、自分の修理品なのにプレゼントを開けるようにワクワクしました(笑)