ロレックスの修理(オーバーホール/電池交換)でおすすめの修理業社5選

大切なロレックスの調子が悪い、もしくはメンテナンス時期だとわかっていても、「どこに修理やオーバーホールを頼めばいいのか」がわからない方も多いでしょう。特にロレックスは高級時計ですので、信頼できない場所には預けたくないものです。

ここでは、ロレックスの修理/オーバーホールを依頼する際に知っておきたいポイントや、おすすめの修理会社をわかりやすく解説していきます。

なお、私たち「はらじゅく時計宝石修理研究所」は、原宿にある時計と宝石の修理専門店です。

高級ブランドからアンティークまで幅広く対応しており、国家資格を持つ職人が丁寧に修理しています。スイスの老舗時計工具ブランド「ベルジョン(BERGEON)」とコラボレーションした日本初の店舗であり、最新の工具や機器も導入しています。ロレックス含め大切なアイテムのメンテナンスはぜひお任せください。
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目次

ロレックスの時計にオーバーホールが必要な理由とは?

「まだ動いているから大丈夫」と思っていても、内部の油切れやパーツの劣化が進むと急に止まってしまうことがあります。

このようなとき、見た目上は問題なく動いていても、内部では少しずつ劣化が進んでいることがほとんどなのです。

ロレックスでも部品の摩耗・油切れによる精度低下は起こる

ロレックスは高精度で頑丈な機械式時計ですが、内部では潤滑油が劣化し、歯車や軸受などが摩耗します。

時計内部には100個以上の小さな部品が精密に組み合わされており、それらが常に動き続けることで摩擦が生じるのです。この摩擦を軽減するための潤滑油も、3〜5年ほどで劣化してしまいます。

放置すると精度が狂ったり、急に止まってしまうことがあるため、3〜5年に一度のオーバーホールが必須です。

ロレックスは高級時計の中でも堅牢さで知られていますが、だからこそ定期的なメンテナンスで本来の性能を保つことが大切なのです。

水分やホコリの侵入リスクがある

ロレックスは防水性に優れていますが、経年劣化によりパッキンが弱くなると水分やホコリが侵入します。

水中での使用を想定しているダイバーズウォッチであっても、パッキンは時間とともに硬化して防水性が低下していくものです。

錆びやカビによるトラブルを未然に防ぐためにも、定期的な点検とパーツ交換が欠かせません。防水性能は目に見えて低下するわけではないため、気づいたときには内部に水分が侵入してしまっていることも少なくありません。

大切なロレックスを守るためにも、定期的な防水チェックとパッキン交換を含むオーバーホールをおすすめします。

ロレックスの修理(オーバーホール/電池交換)は正規店と民間修理会社のどちらがいいのか

ロレックスの修理は正規店と民間修理会社のどちらがいいのか

ロレックスは高級時計なので、「やっぱり正規店じゃないと不安…」という声はあります。

確かに日本ロレックスで修理すれば安心感は高いものですね。ですが、民間修理会社も選ばれるだけの理由があるのです。

それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

正規店(日本ロレックス)に依頼するメリット

日本ロレックスに修理を依頼することには、いくつかの大きなメリットがあります。

まず何より、純正部品を用いた修理が受けられることです。

メーカー直営だからこそ、完全な純正部品を使用した修理が保証されます。また、ロレックス正規の保証が受けられるため、修理後の安心感は抜群です。

一方で、修理費用は高額になります。

交換パーツにも純正部品を使うためです。また、修理に時間がかかる場合があり、人気のロレックスは修理の順番待ちになることも少なくありません。

さらに気をつけたいのは、古いモデルや部品交換が必要な場合、受付不可になる可能性があることです。特にビンテージモデルなどは、すでに部品の生産が終了しているため対応できないケースもあります。

修理会社に依頼するメリット

民間の修理会社に依頼するメリットとしては、料金を抑えられることが挙げられます。そのため、コスト面で正規店ではなく修理店を選ぶ方は少なくありません。

また、納期が早いのも特徴です。大手の正規店ほど依頼が集中しないため、比較的短期間での修理完了が期待できます。

さらに、古いモデルやアンティーク時計でも対応可能なところもあります。正規店では受け付けてもらえなかったビンテージモデルでも、独自のルートで部品を調達したり、修理方法を工夫したりして対応してくれる修理会社もあります。

ただし、修理会社の技術力がまちまちであることには注意が必要です。

腕の良い熟練職人がいる会社もあれば、経験の浅いスタッフしかいない会社もあるため、きちんとした実績や資格を持った職人がいるかを事前に調べる必要があります。信頼できる修理会社を選ぶことが、大切なロレックスを守るカギとなるでしょう。

ロレックスの修理・オーバーホールで業者を選ぶときのポイント

「修理実績は本当に豊富なのか」「スタッフは国家資格を持っているのか」など、事前に知っておくことでリスクを下げられます。

ここでは、優良な修理業者を見分けるためのポイントをご紹介します。

修理実績や口コミが豊富か

ロレックスは高級時計であり、修理実績の少ないところでミスをされると資産に傷がつきます。数十万円から数百万円する大切な時計だからこそ、豊富な修理実績のある業者を選ぶことが重要です。

ブランド時計を数多く取り扱っている実績があれば、技術力が担保されやすいでしょう。

特にロレックスの修理実績が豊富かどうかをチェックしてみてください。また、実際に修理を依頼した方々の口コミも参考になります。SNSやGoogleのレビューなどで、実際の利用者の評価を確認してみるとよいでしょう。

修理担当者の腕も重要なので、大手家電量販店よりは、長年技術を培っている修理専門会社の方がよいこともあります。

家電量販店では修理担当者が頻繁に入れ替わることもありますが、専門店では長年同じ職人が修理を担当していることが多く、安定した技術力が期待できます。

技術力・職人の資格や経験

スキルの証明という観点で、「時計修理技能士」といった国家資格保有者が在籍している会社は信頼度が高まります。この資格は時計修理のプロフェッショナルとして認められた証であり、技術力の高さを示すものです。

経験豊富な職人が長年在籍しているかどうかも重要なチェックポイントです。時計修理は経験によって培われる技術や知識が多いため、10年、20年といった長い経験を持つ職人がいる修理会社は安心できるでしょう。

古いモデルや特殊モデルへの対応可否

アンティークや限定モデルはパーツの入手難度も高く、修理対応できない会社も存在します。ロレックスのビンテージモデルなどは、すでに純正部品の供給が終了しているものも多く、対応できる修理会社は限られています。

古いモデルを多く取り扱っている会社や、大手量販店などで断られた修理実績がある会社を選ぶと安心です。そのような会社では、独自のパーツ調達ルートを持っていたり、創意工夫によって修理方法を見出したりする技術力があることが多いのです。

例えば、過去に千原ジュニア様にご来店いただいた際に1920年代の時計を修理したのですが、このような懐中時計のような古い時計も当店では修理することができます。

アフターサービスや保証内容

修理後の保証期間がどのくらいあるか、保証内容はどうなっているかを必ず確認すべきです。一般的に、オーバーホール後は6ヶ月〜1年程度の保証がつくことが多いですが、会社によって対応は異なります。

不具合があった場合の対応が明確であると、万一の際にも安心です。修理後に問題が発生した場合、無償で対応してくれるのか、追加料金が発生するのかなど、事前に確認しておくことで後々のトラブルを防げます。

また、アフターサービスとして定期的な点検を無料で行っている会社もあるので、長期的な視点でのサポート体制も確認しておくとよいでしょう。

ロレックスの修理・オーバーホールのおすすめ業者5選

ここからは、ロレックスの修理実績が豊富なおすすめ業者を5社ピックアップしてご紹介します。

各社の特徴や料金目安を比較しながら、あなたに合った依頼先を見つけてください。信頼できる修理会社を選ぶことで、大切なロレックスを安心して任せることができるでしょう。

はらじゅく時計宝石修理研究所

修理本数全国No.1の実績があり、他店で断られた修理にも対応しています。

アンティーク時計や古いモデルでも修理可能な点が強みです。特にビンテージロレックスの修理実績が豊富で、独自のパーツ調達ルートと熟練の技術により、難しい修理にも対応しています。

また、国家資格保有スタッフ多数・熟練職人在籍で、60年以上培ってきたノウハウがあります。時計修理技能士の資格を持つ職人が多数在籍しており、安心して修理を任せられる環境が整っています。

土日も営業で駅から徒歩3分という好立地にあり、首都圏在住で平日忙しい方でもプロに相談できるお店です。また、芸能人利用実績もあり、多くの著名人からも信頼されている修理会社となっています。

なお、「はらじゅく時計宝石修理研究所」におけるロレックスのオーバーホール料金は¥43,780〜(税込み)、トータル4〜6週間程度の修理期間が目安となっています。

また、修理後は1年間の保証が付くため安心です。
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時計修理工房(白金堂)

全国対応の宅配修理システムを導入しており、店舗に足を運ぶ時間がない方でも簡単に修理依頼ができる点が魅力です。

また、外装修理ができることも特徴的で、傷や打痕の修復、ブレスレットの修理なども対応できます。見た目の美しさを取り戻すための技術も高く評価されています。

予算に応じたプラン提案を行っており、お客様の希望や状況に合わせた最適な修理内容を提案してくれます。

WATCH COMPANY

ロレックス対応のベテラン技師が在籍していることで知られ、高い技術力で多くのお客様から支持されています。特にブランド時計の構造や特性を熟知した専門技師による修理は、精度の高さが評価されています。

スピード修理を得意としており、通常のオーバーホールよりも短期間での修理完了が期待できます。急ぎの修理が必要な場合や、愛用の時計を長く手放したくない方に適しているでしょう。

全国対応の宅配修理サービスも提供しており、遠方にお住まいの方でも簡単に修理依頼が可能です。オンラインでの見積もりから修理完了までの一貫したサポート体制が整っています。
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オロロジャイオ

専門性の高い職人が数多く在籍しており、複雑な機構を持つロレックスの修理にも対応しています。特にクロノグラフなどの複雑な機構を持つモデルの修理もできます。

また、ヴィンテージウォッチ修理にも定評があり、古いモデルや希少なロレックスの修理実績も豊富です。独自のパーツ調達ネットワークを持ち、入手困難な部品の調達力も評価されています。

加えて、保証期間が長めに設定されており、修理後のアフターサポートも充実しています。長期的な視点での時計ケアを重視する方にとって、安心して任せられる修理会社と言えるでしょう。

CIEN(シエン)

短納期が魅力の修理会社で、通常のオーバーホールよりも早く修理が完了することが期待できます。特に急ぎの修理が必要な場合や、日常使いの時計を長く手放せない方におすすめです。

ロレックスはじめブランド時計の修理実績もあり、高級時計の修理に関する知識と技術を備えています。特にロレックスのスポーツモデルの修理に強みを持っており、プロフェッショナルとデイトナなどの人気モデルの修理実績が多いことが特徴です。
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ロレックスをオーバーホールに出す際によくある質問

オーバーホールや修理のタイミングは意外と迷うものです。いつ修理に出すべきか、どのようなケアが必要かなど、多くの方が疑問を抱えていることでしょう。

ここでは、依頼前に多くの方が気になる疑問点をまとめました。

ロレックスのオーバーホールはどのくらいの期間で出すべきですか?

メーカー推奨は約3〜5年に一度とされています。

ロレックスは耐久性に優れた時計ですが、内部の機械部品は使用に伴い少しずつ摩耗していきます。定期的なメンテナンスにより、時計の精度を保ち、長く使い続けることができます。

使用環境(汗や湿度、衝撃の多さ)によっては、早めのオーバーホールが望ましいケースもあります。

例えば、スポーツやアウトドア活動で頻繁に使用する場合、温度変化や湿度の高い環境に晒される場合などは、3年以内でのオーバーホールを検討した方がよいでしょう。

反対に、特別な日にのみ使用するなど使用頻度が低い場合は、5年以上経過しても問題ないこともあります。

ロレックスをオーバーホールに出す前に自分でできることはありますか?

ブレスやケースの汚れは日常的に柔らかい布で拭いておくと、錆びや腐食を予防できます。

特に汗をかいた後は、柔らかい乾いた布で優しく拭き取ることで、汗に含まれる塩分による金属の腐食を防ぐことができます。

また、防水性能のあるモデルでも、温泉や海水浴後は真水で軽く洗い流し、しっかりと乾かすことが大切です。

ただし、裏蓋を開けるなど専門的な作業は絶対に行わないでください。自己流のメンテナンスにより、防水性能が損なわれたり、内部に埃や水分が侵入したりするリスクがあります。

特に精密機械であるロレックスは、専門知識と専用工具を持った職人による適切なケアが必要です。日常のケアは表面的な部分にとどめ、内部のメンテナンスは必ず専門店に依頼しましょう。

オーバーホール以外に、どのようなメンテナンスが必要ですか?

定期的な外装の磨き(ポリッシュ)、防水チェックやガラス交換などが必要な場合があります。特に外装の磨きは、日常使用による小傷や擦れを除去し、時計の美しさを保つために重要です。

また、防水性能のあるモデルは、定期的な防水チェックを行うことで、水分侵入による故障リスクを低減できます。

必要に応じてお店でプロのアドバイスを受けると良いでしょう。例えば、ブレスレットのピンやバネが緩んできた場合、早めの調整がより大きなトラブルを防ぎます。

また、時計の精度に気になる変化を感じた場合は、小さな調整で改善できることも少なくありません。専門店での点検を通じて、時計の状態を正確に把握し、必要なメンテナンスを適切なタイミングで行うことが、長く愛用するポイントとなります。

ロレックスの修理・オーバーホールは必須のメンテナンス

はらじゅく時計宝石修理研究所

ロレックスの修理・オーバーホールは、時計を長く愛用するために欠かせないメンテナンスです。精密機械である時計は、適切なケアと定期的なメンテナンスによって、その価値と性能を長く保つことができます。

正規店(日本ロレックス)と民間修理会社にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、民間修理会社を選ぶ際は修理実績や技術力、口コミをよく確認することが重要です。

特に国家資格を持つ職人の在籍や、アフターサービスの充実度は、信頼できる修理会社を見極めるポイントとなります。

大切なロレックスだからこそ、信頼できる修理会社を選んで末永く愛用してください。適切なタイミングでのオーバーホールと日常的なケアにより、ロレックスは世代を超えて受け継がれる価値ある時計となるでしょう。

弊社「はらじゅく時計宝石修理研究所」は、

  • 修理本数全国No.1の実績
  • 他店で断られたアンティークモデルにも対応可能
  • 国家資格保有スタッフ・熟練職人多数在籍
  • 土日営業・駅近でアクセス抜群

といった強みがありますので、安心してご来店ください。お客様の大切なロレックスを、確かな技術と経験で丁寧に修理いたします。
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 この記事を書いた人        

⚪︎⚪︎のアバター 天野 一啓 はらじゅく時計宝石修理研究所 店長

2018年4月に時計宝石修理研究所へ入社。現在は「はらじゅく時計宝石修理研究所」の店長として、店舗運営と接客、修理対応を担う。厚生労働省認定の国家時計修理技能士資格を取得し、大阪府から時計技能最高優秀賞を受賞。

お客様の大切な想い出が詰まった時計やジュエリーに向き合い、安心して預けられる存在を目指す。スイスの老舗時計工具メーカー・BERGEON(ベルジョン)とのコンセプトショップも展開し、時計修理の魅力発信にも注力。

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