パールイヤリングをピアスに変える!値段や方法を店長が解説

こんにちは。はらじゅく時計宝石修理研究所、店長の天野 一啓です。

お母様やお祖母様から譲り受けた大切な真珠のイヤリングや、昔買ったけれど今は使っていないパールのアクセサリー、タンスの奥に眠っていませんか。実は今、パールイヤリングをピアスに変えるというリフォームの相談が非常に増えています。デザインが古くて使いにくかったり、イヤリングだと耳が痛くなったり落としそうで不安だったりというお悩みも、ピアスにすることで解決できることが多いのです。ご自身でやるセルフ加工やお店での値段、東京で依頼できる場所など、皆様が気になるポイントを分かりやすく解説します。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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この記事でわかること

  • プロが行うリフォームの手順と具体的な加工方法
  • 自分でやる場合に起こりうる失敗のリスクと回避策
  • 気になる加工費用の相場と安く抑えるためのコツ
  • 大切なジュエリーを預ける際の信頼できるお店の選び方
目次

失敗しないパールイヤリングをピアスに変える基礎知識

失敗しないパールイヤリングをピアスに変える基礎知識

「とりあえず金具を交換すればいい」と思われがちですが、真珠(パール)は宝石の中でも特にデリケートな素材です。まずは、大切なジュエリーを傷つけないために知っておくべき基本的な加工方法やリスク、そして費用の仕組みについてお話しします。

一般的なリフォームの方法と手順

パールイヤリングをピアスにする方法は、大きく分けて「パーツ交換」と「ロー付け(溶接)」の2パターンがあります。どちらを選ぶかは、元のデザインや予算によって変わってきます。

最も一般的で、私もおすすめすることが多いのが「パーツ交換法」です。これは、真珠を一度古い金具から取り外し、新しいピアスの金具に付け直すというシンプルな方法です。真珠は熱に弱いため、バーナーなどの火を使う作業が大敵なのですが、この方法なら熱を使わずに済むので、真珠への負担が一番少なくて済みます。

一方、ダイヤなどの装飾がついた豪華なデザイン枠をそのまま活かしたい場合は、「ロー付け」や「レーザー溶接」という技術を使います。イヤリングの金具部分だけを切断し、そこにピアスの芯(ポスト)を溶接します。以前は真珠がついたままだと溶接が難しかったのですが、最近は「レーザー溶接機」を使うことで、真珠を外さずにピンポイントで加工できるようになり、デザインの幅が広がりました。

加工方法の選び方

シンプルな一粒パールなら「パーツ交換」、デザイン枠があるなら「レーザー溶接」が適しています。

リスクが高いセルフ加工の注意点

最近は動画サイトなどで「自分でリフォームする方法」を見ることもあり、「100円ショップの道具でセルフでできませんか?」と聞かれることがあります。正直にお伝えすると、真珠のリフォームを安易にDIYで行うのは非常にリスクが高いのでおすすめしません。

最大のリスクは「接着剤選び」と「真珠の破損」です。家庭によくある瞬間接着剤(アロンアルファなど)を使ってしまうと、衝撃に弱く、ポロっと取れて紛失する原因になります。また、接着剤の成分が揮発して真珠の表面が白く曇ってしまう「白化現象」が起きることもあります。私たちプロは、強度と安全性を考慮して、硬化に時間がかかる「2液混合のエポキシ系接着剤」を使用しています。

ここが危険!

無理に金具を外そうとして、真珠の中に金属の芯が折れて残ってしまう「芯折れ」が発生すると、プロでも修復が困難になります。

本真珠と模造真珠の見分け方

リフォームを考える前に確認していただきたいのが、お手持ちのパールが「本真珠」か「模造真珠(イミテーション)」かという点です。実は、これによって加工のリスクが大きく変わります。

本真珠はカルシウムとタンパク質の層でできていますが、イミテーションの多くはプラスチックやガラスの核にパール塗料を塗ったものです。もし、イミテーションだと知らずに、接着剤を緩めるために熱湯につけたり溶剤を使ったりすると、表面の塗装がベロっと剥がれて修復不可能になることがあります。

簡単な見分け方

真珠同士を軽くこすり合わせてみてください。ザラザラとした抵抗感があれば「本真珠」、ツルツル滑るようなら「模造真珠」の可能性が高いです。不安な場合は、加工前に私たちのような専門店へご相談ください。

リフォーム費用の値段と相場

気になるお値段についてですが、これは「どんな金具(地金)を使うか」によって大きく変動します。2025年現在、金やプラチナの価格は高騰傾向にありますが、目安となる相場観をお伝えします。

加工内容 費用目安(ペア・税込) 特徴
ベーシックなパーツ交換 ¥15,000 〜 ¥30,000 最も安価。K18やPt900のシンプルポストを使用。
切断・ロー付け加工 ¥15,000 〜 ¥52,000 元のデザイン枠を活かす場合。技術料が含まれます。
揺れるスイング加工 ¥18,000 〜 ¥90,000 チェーンなどを追加して、ぶら下がるタイプに変更。

上記はあくまで目安ですが、基本的には「職人の加工賃」+「新しいパーツ代」の合計が料金となります。プラチナ(Pt900)やゴールド(K18)のパーツを選ぶと材料費は上がりますが、アレルギーの心配が少なく、長く使えるのでコストパフォーマンスは良いかなと思います。

加工費を安い料金にするポイント

「少しでも安くリフォームしたい」という方には、ちょっとした裏技があります。それは、「外したイヤリングの金具を下取りに出す」ことです。

K18やプラチナ製のイヤリング金具は、それ自体に貴金属としての価値があります。リフォームの際に不要になった金具をその場で店舗に売却(下取り)すれば、その分を加工費用から差し引くことができるのです。イヤリングの金具は意外と重量があるので、場合によっては数千円単位で費用が安くなることもあります。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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パールイヤリングをピアスに変える際のお店選び

パールイヤリングをピアスに変える際のお店選び

リフォームの成功は、依頼するお店選びで8割決まると言っても過言ではありません。特に真珠は「熱に弱く、酸に弱い」というデリケートな宝石ですので、技術力のあるお店を選ぶことが重要です。

信頼できる店の見極め方

お店選びのポイントは、「リスクについての説明がしっかりあるか」です。「どんなものでもできますよ」と安請け合いするお店より、「この真珠の状態だと、ここがリスクになります」と事前に説明してくれるお店の方が、経験豊富で誠実だと言えます。

また、設備面では「レーザー溶接機」を導入している店舗かどうかも一つの基準になります。先ほどもお話しした通り、レーザー溶接機があれば、真珠に熱ダメージを与えずに繊細な加工が可能です。これは、職人の技術だけでなく、設備投資にお金をかけている証拠でもあります。

ミキモトなどブランド品の扱い

ミキモト(MIKIMOTO)や田崎真珠(TASAKI)といったハイブランドのパールジュエリーをお持ちの方も多いと思います。これらのブランド品をリフォームする場合、少し慎重になる必要があります。

公式のアフターサービスを利用すれば、純正パーツを使って完璧に仕上げてくれますが、費用は一般的な修理店よりも高額になりがちです。また、デザインによっては断られるケースもあります。一方で、私たちのような一般の修理専門店に依頼する場合、費用は抑えられますが、一度加工してしまうと「ブランドの公式保証が受けられなくなる」というデメリットがあります。

店長のアドバイス

将来的に「ブランド品」としてお嬢様に譲ったり、売却を考えている場合は公式サービスへ。ご自身で日常的に使い倒したい、という実用重視なら、技術のある専門店へ依頼するのが賢い選択です。

デザイン変更と使い心地の調整

実は、パールをピアスにする際に意外と見落としがちなのが「重心」の問題です。大粒のパール(9mm以上など)をピアスにすると、その重みで真珠が前にお辞儀をしてしまい(下を向いてしまい)、正面から綺麗に見えないことがあります。

これを防ぐために、私たちはポストを立てる位置を真ん中ではなく少し上に調整したり、耳たぶの裏側でしっかり支える円盤付きの「ディスクキャッチ」をご提案したりしています。ただ金具を変えるだけでなく、「着けた時にどう見えるか」まで考えて調整できるのが、プロに依頼する最大のメリットですね。

パールイヤリングをピアスに変えるなら

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。パールイヤリングをピアスに変えることは、単なる修理ではなく、思い出の品を現代のライフスタイルに合わせて蘇らせる素敵なリフォームです。

「母から貰ったけれど、イヤリングだと痛くて使えない」「デザインが古くて恥ずかしい」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、はらじゅく時計宝石修理研究所へご相談ください。私たちはお客様の大切なジュエリーひとつひとつと向き合い、最適な方法をご提案させていただきます。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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 この記事を書いた人        

⚪︎⚪︎のアバター 天野 一啓 はらじゅく時計宝石修理研究所 店長

2018年4月に時計宝石修理研究所へ入社。現在は「はらじゅく時計宝石修理研究所」の店長として、店舗運営と接客、修理対応を担う。厚生労働省認定の国家時計修理技能士資格を取得し、大阪府から時計技能最高優秀賞を受賞。

お客様の大切な想い出が詰まった時計やジュエリーに向き合い、安心して預けられる存在を目指す。スイスの老舗時計工具メーカー・BERGEON(ベルジョン)とのコンセプトショップも展開し、時計修理の魅力発信にも注力。

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