Gショックの電池交換の完全ガイド:費用と依頼先を比較

こんにちは。はらじゅく時計宝石修理研究所、店長の天野 一啓です。

Gショックの電池交換をしたいなと思った時、いろいろと疑問が浮かびますよね。このgショックの電池交換は、費用や料金がいくらかかるんだろうとか、どこで頼むのが一番いいのかな、とか。ヨドバシやビックカメラみたいな大きいお店がいいのか、それともカシオの公式サービスに頼むべきか、悩むところだと思います。

自分で交換する方法もネットで見かけますが、防水性能が心配だったり、タフソーラーモデルの場合はどうするんだろう、と不安になるかもしれません。実際、お店に持ち込むと時間はどれくらいかかるのかも気になりますよね。

この記事では、そんなGショックの電池交換に関する皆さんの疑問や不安を解消できるように、依頼先の比較やモデル別の注意点などを、私なりにまとめてみました。この記事を読めば、あなたにピッタリな交換方法が見つかるかもしれません。

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この記事でわかること

  • Gショック電池交換の依頼先ごとの費用や特徴
  • 家電量販店やカシオ公式など、お店選びのポイント
  • ソーラーモデルや古いモデルの交換時の注意点
  • 自分で交換(DIY)する際のリスクと安全性
目次

gショックの電池交換 依頼先の比較

Gショックの電池交換をいざ頼もうと思っても、選択肢が多くて迷ってしまいますよね。カシオ公式から、街の時計屋さん、家電量販店まで、それぞれのメリット・デメリットがあります。ここでは、主な依頼先をピックアップして、費用やサービス内容を比較していこうかなと思います。

電池交換の費用と値段の相場

まず気になるのは、やっぱり費用や値段の相場ですよね。これは、どこに依頼するかで結構変わってきます

一方で、家電量販店や時計修理のチェーン店だと、もう少し安くて、大体1,100円~1,650円くらいから受け付けてくれるところが多い印象です。ただし、この価格には厳密な防水検査が含まれていないケースがほとんどかなと思います。

価格だけで選ぶのは注意

一見安く見えるサービスは、「電池を入れ替える作業」のみの料金であることが多いです。Gショックの命ともいえる防水性能を維持したい場合は、必ず防水検査とパッキン交換が含まれているかを確認するのがおすすめです。

費用の詳細については、時計の状態によっても変わる可能性があるので、最終的な判断は依頼するお店に直接確認してみてくださいね。

近くの店舗はどこで頼める?

「gショックの電池交換」を近くの店舗で済ませたい場合、いくつかの選択肢が考えられますね。

主な依頼先の候補

  • 大手家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機など)
  • 時計修理チェーン店(ミスターミニット、ザ・クロックハウスなど)
  • カシオの直営店(G-SHOCK STOREなど)
  • 地域の時計屋さん
  • オンラインの郵送修理サービス

家電量販店や修理チェーン店は、駅の近くやショッピングモールに入っていることが多く、アクセスしやすいのが魅力です。その場で(大体15分~60分くらいで)対応してくれることも多いので、スピード重視の方には便利かもしれません。

ただ、先ほどもお話ししたように、スピード対応の場合は防水検査が省略されることがほとんど。大切なGショックなら、「どこで」頼むかだけでなく、「どんな内容で」修理してくれるかもチェックするのが大事ですね。

ヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機

ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機といった大手家電量販店は、時計コーナーで電池交換を受け付けてくれるので、とても便利ですよね。

これらの店舗での電池交換は、「スピード」と「手軽な価格」が最大のメリットかなと思います。料金は、大体1,100円~1,500円くらいが目安でしょうか。お買い物のついでにサッと頼めるのは本当に助かります。

「電池交換」と「防水検査」は別モノ

家電量販店の店頭でやってくれるのは、あくまで「電池の入れ替え作業」がメインです。Gショックの防水性を維持したい場合は、「防水検査もお願いします」としっかり伝えるか、最初から防水検査込みのサービス(カシオ公式など)を選ぶのが安心かもしれませんね。

ドンキホーテやホームセンターは?

ドンキホーテやホームセンターでも、時計コーナーで電池交換サービスを行っている場合がありますね。価格は非常に安く、500円~1,200円程度でやってくれるところもあるようです。

ただ、Gショックのような「防水性が高い時計」の電池交換については、正直なところ、あまりおすすめできないかもしれません。

というのも、これらの店舗では専門的な防水検査の機材を持っていないことがほとんどだからです。作業としては、裏蓋を開けて、電池を替えて、閉める、という流れになりますが、その際に防水機能を保つための「パッキン」の交換や、防水テストが行われない可能性が非常に高いです。

防水性能が失われるリスク

パッキンが古いままだと、そこから湿気や水が入り込んで、Gショックが曇ったり、最悪の場合は内部が錆びて故障してしまったり…。安さの裏には、そういったリスクがあることも知っておいた方がいいかなと思います。

ミスターミニットのサービス内容

靴修理や合鍵でおなじみの「ミスターミニット」さんでも、時計の電池交換サービスをやっていますね。駅ナカや商業施設にあって、アクセスしやすいのが特徴です。

ミスターミニットさんの場合、Gショックのような国産時計の電池交換は、基本料金1,650円(税込)からのようです。作業時間も10分~15分程度と、非常にスピーディー。

スピード重視で「とりあえず動けばOK」という場合はいいかもしれませんが、防水性能をしっかり維持したい場合は、オプションの内容をよく確認する必要がありますね。

カシオ公式サービスの費用と特徴

やっぱり一番安心なのは、「カシオ」の公式サービスですよね。メーカーならではの品質と信頼感が違います。

カシオ公式サービスの特徴は、「電池交換」と「防水検査」「パッキン交換」がすべてセットになっていることです。料金はGショックの防水性能ランク(多くのGショックが該当する10・20気圧防水)で決まっています。

カシオ公式サービスのメリット

  • 純正の電池・パッキンを使用
  • 専門機器による厳格な防水検査
  • 内部のリセット(ACリセット)やクリーニングも実施
  • 修理品質が保証される安心感

ただし、時計の状態(樹脂部品の劣化が激しいなど)によっては、サービスを受け付けてもらえない場合もあるようなので、その点は注意が必要です。正確な情報はカシオの公式サイトで確認してみてください。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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gショックの電池交換 モデル別の注意点

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一口にGショックと言っても、いろんなモデルがありますよね。定番のデジタルモデルから、ソーラー充電のモデル、高価な限定モデルまで様々です。ここでは、モデルごとの電池交換で「特に気をつけておきたいこと」をまとめてみます。

dw5600など標準モデルの交換

Gショックの「顔」ともいえる、DW-5600やDW-6900のような、四角い顔や三つ目の定番デジタルモデル。これらは比較的シンプルな構造のものが多く、電池交換の依頼先も見つかりやすいタイプですね。

使われている電池も「CR2016」など、手に入りやすいリチウム電池が使われていることが多いです。そのため、自分で交換(DIY)にチャレンジする人も多いモデルかもしれません。

ただ、シンプルだからこそ注意点もあります。それは、自分で裏蓋を開けた場合に、防水用のゴムパッキンを正しく装着できるか、という点です。このパッキンが少しでもねじれたり、ゴミを噛んだりすると、防水性能は一気に失われてしまいます。

古いモデルは「樹脂の劣化」に注意

長年使っているDW-5600などは、ベゼルやバンドといった樹脂(ウレタン)部品が、目に見えないところで劣化(加水分解)していることがあります。電池交換のために裏蓋を開けようとした圧力で、ベゼルが割れてしまうリスクもあるんです。古いモデルほど、慎重な取り扱いが必要ですね。

ソーラー・電波ソーラー 電池交換 いくら?

「タフソーラー」や「電波ソーラー」モデルのGショックをお持ちの方も多いと思います。「ソーラーなのになぜ電池交換?」と疑問に思うかもしれませんね。

これらのモデルに入っているのは、使い捨ての「一次電池」ではなく、充電して繰り返し使える「二次電池(キャパシタ)」です。この二次電池も、7年~10年以上と非常に長持ちですが、永久に使えるわけではなく、だんだんと電気を蓄える力が弱まってきます。

まず、時計が止まったら「故障かも?」と思う前に、日光に数日間当てて、しっかり充電してみてください。多くの場合は「単なる充電不足」で、これで復活することが多いです。

それでも動かない場合、いよいよ二次電池の交換が必要になりますが、これは一般のお店やDIYでは難しいです。特殊な電池ですし、交換作業も複雑です。

ソーラーモデルは専門サービスへ

ソーラーモデルの二次電池交換は、カシオの公式サービスか、専門の修理工房に依頼する必要があります。費用も、一般的な電池交換より高額になることが多く、目安としては10,000円~(電池代+技術料)を見ておいた方がいいかもしれません。正確な料金は、必ず修理を依頼するお店で見積もりを取ってくださいね。

DIYはバネ紛失のリスクあり

費用を抑えるために、自分でGショックの電池交換(DIY)に挑戦しようと考える方もいるかと思います。

ただ、DIYには多くのリスクが伴います。特に多い失敗例が、「アラーム用の小さなバネ(スプリング)の紛失」です。

Gショックの内部には、モジュール(機械部分)と裏蓋をつなぐ、本当に小さな(米粒よりも小さい!)バネが入っているモデルがあります。これに気づかずに裏蓋を開けて、どこかに飛ばしてしまうと…。

電池交換は成功しても、アラームや時報が一切鳴らなくなってしまいます。

DIYは自己責任。防水性は失われます

ほかにも、

  • 裏蓋のネジをなめてしまう(潰してしまう)
  • 防水パッキンを挟み込んでしまい、浸水する
  • 必須作業の「ACリセット」を忘れて起動しない

といったリスクがたくさんあります。何より、一度でも自分で裏蓋を開けると、メーカーの保証は無効になりますし、防水性能は失われたと考えるべきです。DIYは、その時計が壊れても構わない、という覚悟がある場合のみ、自己責任で行うものだと私は思います。

gショックの電池交換は専門店へ

ここまで、Gショックの電池交換について、色々な依頼先や注意点をお話ししてきました。

カシオ公式の安心感、家電量販店の手軽さ、DIYのリスク…それぞれに一長一短がありますね。結局どこに頼むのがベストかは、「そのGショックをどれだけ大切にしているか」そして「防水性能をどれだけ重視するか」によるのかな、と私は思います。

もし、あなたが「大切なGショックだから、防水性もしっかり保ちたい。でも、カシオ公式に送るのは時間がかかりそう…」と迷っているのであれば、専門の時計修理店も選択肢に入れてみてください。

時計修理の依頼先をお探しなら

私たち「はらじゅく時計宝石修理研究所」でも、もちろんGショックの電池交換を承っています(一部の特殊モデルを除く)。

国家資格を持つ時計修理技能士が、Gショックの状態をしっかり確認した上で、適切な作業をご提案します。防水検査やパッキンの状態についても、専門家の視点でチェックしますよ。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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 この記事を書いた人        

⚪︎⚪︎のアバター 天野 一啓 はらじゅく時計宝石修理研究所 店長

2018年4月に時計宝石修理研究所へ入社。現在は「はらじゅく時計宝石修理研究所」の店長として、店舗運営と接客、修理対応を担う。厚生労働省認定の国家時計修理技能士資格を取得し、大阪府から時計技能最高優秀賞を受賞。

お客様の大切な想い出が詰まった時計やジュエリーに向き合い、安心して預けられる存在を目指す。スイスの老舗時計工具メーカー・BERGEON(ベルジョン)とのコンセプトショップも展開し、時計修理の魅力発信にも注力。

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