ラドーの時計修理はどこへ?料金や期間、お店選びのコツ

こんにちは。はらじゅく時計宝石修理研究所、店長の天野です。

この記事にたどり着いたということは、愛用のラドーが止まってしまったとか、そろそろオーバーホールが必要かな、とお考えかもしれませんね。ラドーは、他にはないユニークなデザインやセラミック素材が本当に魅力的で、かっこいい時計だと思います。

ただ、いざ修理となると、ラドーの修理はどこに頼むのがベストなのか、結構迷うポイントかなと思います。メーカーである「正規サービス」に出すべきか、それとも私どものような「時計修理専門店」に持ち込むべきか。特にラドーの場合、セラミックモデルの修理はどうなるのか、あるいは親から譲り受けたヴィンテージの時計だけど修理できるのか、といった特有の心配もありますよね。

正規店は安心だけど費用期間が高くつきそう、専門店は安いかもしれないけど技術は大丈夫?など、修理値段比較や、電池交換の相場についても、事前にしっかり知っておきたいことが多いと思います。この記事では、そうしたラドーの修理に関する様々な疑問について、それぞれの選択肢の特徴をできるだけ分かりやすく、詳しく解説していきますね。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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この記事でわかること

  • 正規サービスと専門店の具体的な違いと費用感
  • オーバーホールや電池交換の料金目安とサービス内容
  • 古いモデル(アンティーク)やセラミックモデル修理の重要な注意点
  • 後悔しないための修理店の選び方とコツ
目次

ラドーの時計修理の選択肢と特徴

ラドー 時計修理の選択肢と特徴

まずは、ラドーの修理を受け付けてくれる場所について、大きな選択肢を整理してみましょう。それぞれのメリット・デメリットをしっかり知ることが、最適な修理先を選ぶ第一歩ですね。

ラドーはどこの国のブランド?

本題の前に、ラドー(RADO)というブランドについて、少しおさらいです。ラドーは1917年にスイスのレングナウで創業した、長い歴史を持つ時計メーカーです。時計に詳しい方々の間では、「素材の魔術師」なんて呼ばれることもあるくらい、新しい素材を時計に取り入れるのが得意なブランドですね。

例えば、1960年代には当時としては画期的だった傷がつきにくい「ハードメタル」を使った「ダイヤスター」を発表したり、近年ではブランドの象徴とも言えるハイテクセラミックを使ったモデルが有名だったり。常に素材への強いこだわりと革新性を追求してきたブランドという印象が、私にも強くあります。

そして現在、ラドーはオメガ、ロンジン、ティソ、ハミルトンなど、多くの有名ブランドと同じ世界最大の時計製造グループ「スウォッチ グループ」に所属しています。この「スウォッチグループ所属」というのが、実は修理の選択肢を考える上で、非常に重要なポイントになってくるんです。なぜなら、日本での「正規サービス」は、このスウォッチ グループの日本法人(スウォッチ グループ ジャパン株式会社)が一括して行っているからですね。

正規サービスと専門店の違い

ラドーの修理を依頼する先は、前述の通り大きく分けて2つです。

  1. 正規サービス(スウォッチ グループ ジャパン)
  2. 私どものような独立系修理専門店

この2つが、具体的にどう違うのか、それぞれの特徴をもう少し深掘りしてみます。

1. 正規サービス(スウォッチ グループ ジャパン)

メーカー(スイス本国)の基準に準拠した、公式の修理サービスです。

最大の魅力は、なんといってもメーカー基準の絶対的な安心感です。使用される部品は100%純正品ですし、修理技術もメーカーの厳格なトレーニングを受けた専門スタッフが担当します。

そして、もう一つの大きな強みが「24ヶ月(2年間)」という長期の修理保証です。これは独立系専門店の標準(1年間)の2倍にあたり、修理品質に対する自信の表れと言えますね。修理後も長く安心して使いたい方には、非常に心強いポイントです。

サービスは「コンプリートメンテナンスサービス」や「ベーシックパーシャルサービス」といった、包括的なパッケージとして提供されるのが基本です。全国対応の無料ピックアップサービス(梱包キットの手配、往復送料、返送時の代引き手数料が無料)も用意されていて、利便性が高いのも特徴です。

一方で、部分的なちょっとした修理を希望した場合でも、時計全体のコンディションを維持するために、パッキン交換や防水検査を含む包括的なメンテナンス(ベーシックパーシャルサービスや、場合によってはコンプリートメンテナンス)が推奨されることが多く、結果として見積もりが高めになる傾向があります。また、時計の状態や特殊なモデルによっては、スイス本国での修理・見積もりとなるケースもあり、その場合は納期が数ヶ月単位と長くなる可能性もあります。

2. 独立系修理専門店

スウォッチグループの正規サービスセンターではない、独立した時計修理技術者や修理専門企業(私たち「はらじゅく時計宝石修理研究所」もここに含まれます)を指します。

最大のメリットは、やはりコストメリット(料金)が出やすい点ですね。正規サービスと比較して、オーバーホールや電池交換の基本料金が安価に設定されていることが多いです。

また、納期の早さも強みの一つです。正規サービスのように本国送りになるケースが少ないため、比較的短い期間(お店によりますが最短3週間程度~)で修理が完了する傾向があります。

さらに、対応の柔軟性も専門店の大きな特徴です。正規サービスでは部品供給が終了し、修理受付が困難となったアンティークモデルやヴィンテージモデルの修理(オーバーホール)を受け付けたり、オーバーホールを伴わない「リューズ交換のみ」といった部分修理にも柔軟に対応できる場合があります。保証期間は、お店によりますが「半年間~」が標準的です。

正規サービスと専門店の比較まとめ

  • 正規サービス(スウォッチG)
    • メリット: 絶対的な安心感、100%純正部品、2年間の長期保証
    • デメリット: 料金が高めになる傾向、納期が長くなる場合がある
  • 独立系修理専門店
    • メリット: 料金が安価な傾向、納期が早い、古い時計や部分修理にも柔軟に対応
    • デメリット: 保証は半年~が標準(店による)、技術力や信頼性はお店選び次第

修理の値段はどれくらい違う?

やっぱり一番気になるのは「値段」がどれくらい違うのか、ですよね。これはモデルの状態や修理内容、依頼するお店によって全く異なるので一概には言えませんが、特にオーバーホール(分解掃除)のような基本メンテナンスでは、差が出ることが多いです。

街の時計修理専門店のウェブサイトを見ると、よく「メーカー参考価格」と「当店価格」を意図的に並べて表記していますよね。あれは「うちならこれだけ安くできますよ」という価格優位性を示すマーケティング戦略ですが、実際、専門店のほうが正規サービスより50%〜60%ほど安価な基本料金を提示しているケースも珍しくありません。

オーバーホール 料金の比較

もう少し具体的に、ラドーのオーバーホール(分解掃除)料金の目安を、表で比較してみましょうか。もちろん、これはあくまで「目安」であり、実際の料金は時計の状態やモデルによって変動します。正確な料金は必ず見積もりを取って、ご自身の時計で確認してくださいね。

ラドー オーバーホール料金 目安の比較
修理内容(ムーブメント) 正規サービス

(コンプリートメンテナンス目安)

独立系修理専門店

(A社例 基本料金目安)

機械式(自動巻/手巻) 69,500円~ 32,000円~
機械式クロノグラフ 99,200円~ 43,000円~
クォーツ(2-3針) 50,700円~ 29,800円~
クォーツクロノグラフ 68,300円~ 43,000円~

(※料金は調査時点の一般的な目安であり、税別・税込やサービス内容は各社で異なります。変更される可能性もありますのでご注意ください。独立系の料金は基本料金であり、部品交換代は別途見積もりとなる場合が一般的です。)

正規サービスの料金は、先ほども触れた通り「コンプリートメンテナンス」として、ムーブメントの分解・洗浄・注油・調整だけでなく、消耗部品(パッキン、リューズ、プッシュボタン等)の交換、防水検査、ケースやブレスレットの超音波洗浄まで、すべて含まれたパッケージ価格となっていることが多いです。

時計の寿命を延ばすメンテとは

時計の寿命を延ばすために、オーナー様ができる最も重要で効果的なメンテナンスは、やはり定期的なオーバーホール(分解掃除)です。

よく「車でいう車検みたいなもの」と説明されますが、まさにその通りですね。機械式時計は数多くの歯車やゼンマイで動いていますが、クォーツ時計であっても、針を動かすためには歯車が使われています。これらの部品がスムーズに動くよう、接合部には「潤滑油」が注されています。

この潤滑油が、時間と共に劣化したり、揮発して乾いたり、あるいは目に見えないミクロな金属粉と混ざって汚れたりしてくると、部品同士の摩擦が大きくなります。そのまま使い続けると、部品が余計に摩耗して精度が悪くなったり、動きが重くなって電池の消耗が早くなったり、最悪の場合は部品が破損して時計が止まってしまったりします。

オーバーホールは、時計をパーツ単位まで完全に分解し、専用の機械で部品を洗浄、汚れた古い油を取り除き、新しい適切な油を注し直し、再び組み立てて精度調整を行う作業です。これにより、時計の性能を新品時に近い状態に戻すことができます。

一般的に3年〜5年に一度(モデルや使用頻度、防水性能などによりますが)は、オーバーホールを受けることが推奨されていますね。「まだ動いているから大丈夫」ではなく、「止まってしまう前に」予防的にメンテナンスに出すほうが、結果的に交換部品が少なくて済み、修理費用も抑えられ、時計も長持ちすると思います。

電池交換を放置するリスク

クォーツ時計(電池で動く時計)の場合、「止まったけど、ただの電池切れだろうし、急がなくてもいいか」と、机の引き出しなどに長期間放置してしまう……これは、実は時計にとって非常に危険な行為なんです。

【絶対NG!】電池の「液漏れ」に注意!

切れた電池を時計の中に入れたまま長期間放置すると、電池から電解液が漏れ出す「液漏れ」という現象が発生するリスクが非常に高くなります。

この漏れ出した液体(アルカリ性や酸性だったりします)が、時計内部の精密な電子回路歯車に付着すると、部品が化学的に腐食してサビだらけになってしまいます。

こうなってしまうと、もはや単なる電池交換(数千円程度)では済みません。高額なオーバーホールや、最悪の場合は回路やムーブメント(機械部分)全体の交換が必要になり、修理費用が数万円〜十数万円になってしまう可能性も高いです。クォーツ時計が止まったら、放置せず、なるべく早く電池交換をすることをおすすめします。

正規サービスと専門店の電池交換

ちなみに、電池交換の料金も、正規サービスと専門店で差があります。

専門店では、安価な「電池交換のみ」(例:2,200円~)のプランと、防水性能の維持も考慮した「パッキン交換+防水テスト込み」のプランを選べる場合が多いです。店舗によっては持ち込みで即日対応してくれるのも魅力ですね。

一方で、正規サービスの電池交換は「ベーシックパーシャルサービス」というパッケージで提供されることが多く、その料金は15,750円程度~となる場合があります。これは単なる電池の入れ替えではなく、ムーブメントの点検、精度調整、パッキン交換、防水検査、ケースとブレスレットの洗浄まで含まれる「部分的なメンテナンス」として提供されるためです。安心感は高いですが、その分コストもかかりますね。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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ラドーの時計修理で知るべき注意点

ラドー 時計修理で知るべき注意点

ここまでは基本的な選択肢と料金の話でしたが、ラドーの時計修理には、他のブランドとは少し異なる、特有の注意点もあります。特にラドーの「古いモデル」と「セラミック素材」については、修理に出す前に知っておいたほうが良いかもしれません。

古いモデルは修理できるか

お父様から譲り受けたなど、製造から数十年が経過した「古い」モデル、いわゆるアンティークやヴィンテージのラドーですね。デザインも個性的で、今見てもかっこいいモデルが多いと思います。

ただ、これらの古い時計は、正規サービス(スウォッチグループ)では修理を断られてしまう可能性が非常に高いです。これは、メーカー側で交換用部品の保有期間(製造終了からの年数)が決められており、その期間を過ぎたモデルは「部品供給終了」として、修理対応が難しくなるためです。公式サイトにも「諸事情(機種・特殊モデル・部品供給)によりサービスをご提供できない場合がございます」といった旨の記載があるのは、このためですね。

アンティーク修理は専門店の出番

こうした正規サービスで対応不可となった古い時計こそ、私たちのような独立系修理専門店の腕の見せ所だったりします。なぜ対応できるのか、それには理由があります。

専門店の強み:部品調達と製作

私たち専門店は、正規ルート以外にも、時計を修復するための独自の方法を持っています。

  • 独自の部品調達ネットワーク

    国内外の部品商(サプライヤー)や、廃業した時計店からのストック、あるいは同年代の動かない時計(ドナーウォッチ)などから、必要な純正部品を探し出すネットワークを持っています。

  • 代替部品(ジェネリックパーツ)の使用

    純正品がどうしても入手不可能な場合、機能的に互換性のある代替部品(ジェネリックパーツ)を使用して修理を試みることもあります。

  • 部品の「別作(べっさく)」

    摩耗してしまった歯車や、折れてしまった軸など、本当に手に入らない部品は、イチから旋盤などの工作機械を使って作り直す(!)ことがあります。これは「別作」と呼ばれる非常に高度な技術で、対応できる工房は限られますが、アンティーク修理の最後の砦とも言える技術です。

このように、専門店は様々な技術を駆使してアンティークウォッチの修復に挑みます。お店の対応力や技術力によりますので、相談してみることが大事です。

セラミックモデルの修理について

ラドーの象徴ともいえる、あの美しい光沢を持つハイテクセラミック。この素材についても、修理の際には特有の注意点があります。

セラミックの最大の特徴は、金属(ステンレススチールなど)に比べて「非常に硬い」ことです。そのため、日常使用で擦り傷(スウォッチ)がつきにくいのが大きなメリットです。しかし、その反面、金属のような「粘り強さ(靭性)」が低いため、強い衝撃が加わると「割れる(欠ける)」ことがあります。

そして、修理において最も重要な点が2つあります。

  1. セラミックは「研磨(ポリッシュ)して傷を消す」ことが基本的にできません
  2. 割れたり欠けたりした場合、それは「修理」ではなく「部品交換」になります。

セラミックの「修理」=高額な「部品交換」

金属製の時計ケースやブレスレットの傷は、表面を研磨(ポリッシュ)することで、ある程度目立たなくすることが可能です。しかし、セラミックは素材自体がその色であり、塗装ではないため、研磨で傷を消すという概念がありません。

もしセラミックのケースやブレスレットのコマを割ってしまった場合、その「修理」は、事実上「割れた部品(ケース本体やコマ)を丸ごと交換する」ことになります。金属のように溶接したり、パテで埋めたりして直すことはできないんですね。

そして、この交換用のセラミック部品は、メーカー(正規サービス)以外にはほとんど流通していません。独立系修理専門店では、そもそも交換部品の入手がほぼ不可能なため、ウォッチ・ホスピタルのように「セラミックモデル」の取り扱い自体が不可となっているお店もあるほどです。

したがって、ラドーのセラミックモデルの外装(ケースやブレスレット)が破損してしまった場合は、正規サービスに「ケース交換」や「ブレスレット交換」の見積もりを依頼するのが、唯一の現実的な選択肢になると思います。交換費用は「見積り」扱いとなり、非常に高額になることが予想されますね…。

東京で修理を依頼するなら

もし東京エリアでラドーの修理店をお探しの場合、選択肢はかなり多いと思います。正規サービスも専門店も、アクセスしやすい場所にありますね。

独立系修理専門店も、東京には本当にたくさんあります。百貨店(デパート)の中に入っている修理コーナー、昔ながらの時計屋さんのように工房を構えている路面店など、形態は様々です。

良い専門店の見分け方

「じゃあ、どうやって良い専門店を選べばいいの?」という点ですが、私なりに考えるポイントをいくつか挙げてみますね。

  • ラドーの修理実績が豊富か

    ウェブサイトなどに、ご自身の時計と似たモデルの修理実績(ビフォーアフターの写真や、具体的な修理内容)が具体的に、数多く掲載されているか。これは技術力と経験の目安になります。

  • 資格や設備

    「時計修理技能士」という国家資格を持つ技術者が在籍しているか、また防水試験機などの専門設備が整っているか、なども信頼の証になります。

  • 説明の丁寧さ

    時計の状態が今どうなっていて、なぜこの修理が必要なのか、他に選択肢はないのか、といったことを、専門用語ばかり使わずに、分かりやすく説明してくれるかも大事なポイントだと思います。

私たち「はらじゅく時計宝石修理研究所」も、原宿・表参道エリアで多くのお客様の時計を拝見してきました。ラドーの修理実績もございますので、お近くの方はもちろん、配送でのご依頼も大歓迎です。

ラドーの時計修理は専門店へ

ここまで、ラドーの時計修理について、正規サービスと専門店の違いを中心に、料金、保証、そしてラドー特有の注意点まで、かなり詳しく解説してきました。

情報をまとめると、あなたのラドーにとって最適な修理先は、その時計の「状態」と「お客様が何を一番重視するか」によって変わってくると思います。

【最終結論】あなたのラドーに最適な修理先の選び方

どの選択肢がベストか、典型的なシナリオ別にまとめてみますね。

  • シナリオ1:購入5年以内の現行モデルが不調

    推奨:迷わず正規サービスへ

    理由:ラドーの国際保証は5年間(60ヶ月)です。保証期間内であれば無償修理の対象となる可能性が極めて高いです。まずは購入店か正規サービスに相談しましょう。

  • シナリオ2:保証が切れた。コストを抑えてオーバーホールしたい

    推奨:信頼できる独立系修理専門店

    理由:正規サービスの半額近いコストで実施できる可能性があります。1年間の修理保証も付帯するため、コストパフォーマンスを追求するなら最適な選択肢です。

  • シナリオ3:父親から譲り受けた古いアンティークが動かない

    推奨:アンティーク対応実績のある独立系専門店

    理由:正規サービスでは部品供給を理由に修理不可となる可能性が非常に高い領域です。部品製作や代替部品での修復に対応できる、経験豊富な専門店が唯一の選択肢となるかもしれません。

  • シナリオ4:セラミック製のケースやブレスを割ってしまった

    推奨:正規サービス(スウォッチグループ)で見積もり

    理由:これは「修理」ではなく、高額な「部品交換」となる可能性が濃厚です。独立系専門店では交換部品の入手がほぼ不可能なため、まずは正規サービスに「ケース交換」や「ブレスレット交換」の見積もりを依頼することが、唯一の現実的なステップとなります。

このように、時計の状態やお客様が何を重視するかで、最適な選択は変わってくると思います。

もし、保証が切れたラドーのオーバーホールや電池交換、あるいは正規サービスで修理を断られてしまったヴィンテージモデルの修理でお困りでしたら、ぜひ一度、私たち「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談いただければと思います。

大切なラドーが、また元気に、正確に時を刻むためのお手伝いができれば、私たちにとってこれ以上嬉しいことはありません。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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 この記事を書いた人        

⚪︎⚪︎のアバター 天野 一啓 はらじゅく時計宝石修理研究所 店長

2018年4月に時計宝石修理研究所へ入社。現在は「はらじゅく時計宝石修理研究所」の店長として、店舗運営と接客、修理対応を担う。厚生労働省認定の国家時計修理技能士資格を取得し、大阪府から時計技能最高優秀賞を受賞。

お客様の大切な想い出が詰まった時計やジュエリーに向き合い、安心して預けられる存在を目指す。スイスの老舗時計工具メーカー・BERGEON(ベルジョン)とのコンセプトショップも展開し、時計修理の魅力発信にも注力。

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