トリワ時計の電池交換はどこで?修理方法と料金

スウェーデン発のブランドとして人気のあるトリワの腕時計ですが、長く使っていると電池交換が必要になります。お気に入りのファルケンやNEVILの電池交換を考えたとき、トリワが日本市場から撤退したという噂もあり、どこに依頼すればよいか不安に思う方もいるでしょう。また、ベルト交換など他のメンテナンスについても気になるところです。この記事では、トリワの時計の電池交換に関する情報や、修理の方法、費用について詳しく解説します。

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この記事でわかること

  • トリワの電池交換が必要になるサイン
  • 人気モデル(ファルケン・NEVIL)の電池交換方法
  • 正規店と修理専門店の違いと料金比較
  • 日本市場からの撤退に関する情報の真偽
目次

トリワの時計を電池交換する際の基本

  • トリワ腕時計の電池交換が必要なサイン
  • 人気モデル、ファルケン電池交換の方法
  • NEVILの電池交換も専門店へ依頼
  • 自分で電池交換する際のリスクと注意点
  • 電池交換にかかる一般的な料金相場

トリワ腕時計の電池交換が必要なサイン

トリワの時計を愛用していると、やがて電池交換の時期が訪れます。クォーツ時計は電池が動力源のため、定期的な交換が欠かせません。交換のタイミングを見逃さないために、いくつかのサインを知っておくと良いでしょう。

最も分かりやすいのは、時計が完全に止まってしまうケースです。しかし、止まる前にも予兆が現れることがあります。例えば、秒針が2秒または4秒ごとに飛ぶように動く「EOL(End of Life)機能」がそれにあたります。これは電池残量が少なくなったことを知らせるサインであり、この症状が見られたら早めに電池交換を検討してください。

また、時間が少しずつ遅れ始める場合も、電池の電圧が低下している可能性が考えられます。これらのサインに気づいたら、時計を快適に使い続けるために、速やかに電池交換を行いましょう。

電池交換のサインを見逃さないためのポイント

  1. 時計が完全に停止する
  2. 秒針が2秒または4秒ごとに動く
  3. 時刻が徐々に遅れ始める

これらの症状が現れたら、電池の寿命が近いと考えられます。

人気モデル、ファルケン電池交換の方法

トリワの中でも特に人気の高い「FALKEN(ファルケン)」シリーズ。ミニマルで洗練されたデザインが魅力ですが、こちらのモデルも定期的な電池交換が必要です。

ファルケンの裏蓋は、一般的に「はめ込み式(スナップバック)」または「スクリューバック式」が採用されています。はめ込み式の場合は、専用のオープナーでこじ開ける必要がありますが、工具の扱いを誤るとケースに傷がつくリスクがあります。一方、スクリューバック式は、裏蓋の溝に合わせたオープナーで回転させて開けるタイプです。

どちらのタイプであっても、作業には専門の工具と知識が求められます。特に防水機能を維持するためには、電池交換後にパッキン(ガスケット)の状態を確認し、必要であれば交換した上で、適切に裏蓋を閉めることが非常に重要です。安全かつ確実に交換するためには、専門の修理店に依頼するのが最も安心できる方法と言えるでしょう。

NEVILの電池交換も専門店へ依頼

クロノグラフ機能を搭載した「NEVIL(ネヴィル)」もトリワを代表する人気モデルの一つです。多機能なクロノグラフモデルは、通常の時計よりも構造が複雑なため、電池交換にはより一層の注意が求められます。

NEVILの電池交換自体は、ファルケンと同様の手順で行われることが多いですが、問題は交換後の操作です。クロノグラフモデルは、電池を交換した後に基準位置の調整(ゼロリセット)という作業が必要になる場合があります。これを怠ると、ストップウォッチ機能の針が正しい位置に戻らないなどの不具合が発生することがあります。

このリセット作業はモデルによって手順が異なり、専門的な知識が必要です。無理に自分で行おうとすると、内部の機械を傷つけてしまう可能性も否定できません。

自分で電池交換する際のリスクと注意点

時計の電池交換を自分で行うことで費用を節約しようと考える方もいるかもしれません。しかし、そこにはいくつかのリスクが伴うことを理解しておく必要があります。

まず、専用工具が必要になる点です。裏蓋を開けるためのオープナーや、小さなネジを扱うための精密ドライバーなどが必要となり、初期投資がかかります。また、工具の選択や使い方を誤ると、時計本体や裏蓋に傷をつけてしまう恐れがあります。

さらに重大なリスクとして、防水性の低下が挙げられます。裏蓋を閉める際に、ゴム製のパッキンがずれたり、劣化しているものに気づかずそのまま使用したりすると、内部に湿気やホコリが侵入し、故障の直接的な原因となるのです。

自己修理の主なリスク

内部部品の破損:静電気や手元の狂いにより、精密な電子回路を破損させる可能性があります。

メーカー保証の対象外:一度自分で裏蓋を開けてしまうと、その後のメーカー保証や正規修理が受けられなくなる場合があります。

大切な時計を長く使い続けるためにも、リスクを考慮した上で慎重に判断することが求められます。

電池交換にかかる一般的な料金相場

トリワの時計の電池交換を専門店に依頼する場合、料金は店舗やサービス内容によって異なります。ここでは、依頼先ごとの一般的な料金相場を比較してみましょう。

依頼先 料金相場の目安 特徴
メーカー・正規代理店 ¥6000 ~ ¥12,000程度 純正パーツを使用し、安心感が高い。ただし、時間がかかる場合がある。
時計修理専門店 ¥2,000 ~ ¥8,000程度 専門知識が豊富で、比較的スピーディーに対応してもらえる。店舗によって技術力に差がある。
家電量販店・ホームセンター ¥1,500 ~ ¥3,000程度 料金は安いが、複雑なモデルや防水性の高い時計には対応できない場合がある。

上記の表からわかるように、料金だけでなくサービス内容や安心感にも違いがあります。例えば、防水テストを含むかどうかで料金は変動します。トリワの時計は一定の防水性能を持っているモデルが多いため、電池交換と同時に防水テストも依頼することをおすすめします。自分の時計の状態や予算に合わせて、最適な依頼先を選ぶことが大切です。

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トリワの時計、電池交換以外の修理・相談

  • 時計のベルト交換もできる?
  • トリワは日本市場から撤退した?
  • 正規店と専門店のサービス比較
  • 修理依頼時に必要なものと保証書
  • 東京で依頼できるおすすめの修理店
  • まとめ:トリワ時計の電池交換

時計のベルト交換もできる?

時計の印象を大きく左右するのがベルト(ストラップ)です。トリワの時計はデザイン性が高く、ベルトを交換して楽しむ方も少なくありません。革ベルトは消耗品であり、汗や湿気によって劣化するため、1〜2年ごとの交換が推奨されます。

ベルト交換は、電池交換と同様に時計修理専門店で依頼することが可能です。自分で交換することもできますが、その際には「バネ棒外し」という専用の工具が必要になります。また、時計本体のラグ幅(ベルトを取り付ける部分の幅)に合ったサイズのベルトを選ぶことが重要です。

専門店に依頼した場合の料金目安は、作業工賃として約¥1,000〜¥3,000に、新しいベルト本体の価格が加わります。店舗によっては多種多様なブランドのベルトを取り揃えているため、純正品だけでなく、自分の好みに合った一本を見つける楽しみもあります。

トリワは日本市場から撤退した?

「トリワは日本から撤退してしまったのではないか」という声を時々耳にしますが、これは正確な情報ではありません。過去に一部の直営店が閉店したことなどから、このような噂が広がった可能性があります。

しかし、現在も日本の正規輸入代理店を通じて、国内での販売やサポートは継続されています。オンラインストアはもちろん、全国の正規販売店でトリワの時計を購入することが可能です。

したがって、撤退の噂を心配する必要はなく、これからも安心してトリワの時計を使い続けることができます。

正規店と専門店のサービス比較

トリワの時計を修理に出す際、正規代理店と民間の時計修理専門店のどちらに依頼するかは大きな選択肢です。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分のニーズに合った方を選びましょう。

項目 正規代理店(メーカー修理) 時計修理専門店
安心感 非常に高い(純正パーツ使用) 店舗の技術力による
料金 比較的高価になる傾向 比較的安価な場合が多い
納期 1ヶ月以上かかることも 即日〜数週間程度と早い傾向
柔軟性 マニュアル通りの修理が基本 細かな要望に対応しやすい

正規代理店の最大のメリットは、メーカー基準の修理を純正パーツで受けられる安心感です。一方で、料金が高めで納期が長くなる可能性があります。

対する時計修理専門店は、料金が比較的安く、納期が早いのが魅力です。国家資格を持つ技術者が在籍する店舗も多く、高い技術力で柔軟な対応が期待できます。どちらを選ぶかは、修理内容、予算、そして時間を総合的に考慮して判断すると良いでしょう。

修理依頼時に必要なものと保証書

時計の電池交換や修理を依頼する際には、いくつか準備しておくとスムーズに進みます。最低限必要なのは、もちろん修理対象の時計本体です。

それに加えて、購入時に付属していた保証書(ギャランティカード)があれば持参しましょう。保証期間が過ぎていたとしても、その時計が正規品であることの証明になります。店舗によっては、保証書の有無で対応が異なる場合もあるため、手元にあるなら忘れずに持っていくことをお勧めします。

また、もし購入時の箱や付属品が残っていれば、それらも一緒に持ち込むとより丁寧です。特にメーカー修理を依頼する場合には、付属品一式を求められることもあります。事前に依頼する店舗のウェブサイトを確認したり、電話で問い合わせたりして、必要なものを確認しておくと万全です。

まとめ:

この記事では、トリワの時計の電池交換について、そのサインや料金相場、さらには修理店の選び方まで幅広く解説しました。最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。

  • トリワの時計はデザイン性が高く人気の腕時計
  • 電池交換のサインは時計の停止や秒針の動きでわかる
  • 人気モデルのファルケンもNEVILも電池交換は可能
  • NEVILはクロノグラフのため交換後のリセット作業が必要
  • 自分で電池交換すると防水性低下や破損のリスクがある
  • 電池交換の料金相場は依頼先によって異なる
  • ベルト交換も専門店で可能
  • 正規代理店は安心感が高いが料金は高め
  • 修理専門店は料金が安く納期も早い傾向
  • 修理依頼時には保証書があるとスムーズ
  • 保証期間が過ぎていても保証書は持参するのがおすすめ
  • 東京での修理なら国家資格を持つ技術者がいる店が安心

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 この記事を書いた人        

⚪︎⚪︎のアバター 天野 一啓 はらじゅく時計宝石修理研究所 店長

2018年4月に時計宝石修理研究所へ入社。現在は「はらじゅく時計宝石修理研究所」の店長として、店舗運営と接客、修理対応を担う。厚生労働省認定の国家時計修理技能士資格を取得し、大阪府から時計技能最高優秀賞を受賞。

お客様の大切な想い出が詰まった時計やジュエリーに向き合い、安心して預けられる存在を目指す。スイスの老舗時計工具メーカー・BERGEON(ベルジョン)とのコンセプトショップも展開し、時計修理の魅力発信にも注力。

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