テンデンス時計の電池交換はどこ?料金や方法を解説

ユニークなデザインで人気のテンデンスの時計ですが、気が付いたら止まっていたという経験はありませんか。テンデンスの時計の電池交換はどこに依頼すればよいのか、料金はいくらくらいかかるのか、気になる方も多いでしょう。また、人気モデルのガリバーや、特殊な構造のフラッシュの電池交換のやり方、自分で作業する場合のリスクなど、知りたいことはたくさんあるはずです。この記事では、テンデンスの時計の電池交換に関するあらゆる疑問に答え、最適な店舗の選び方から具体的な料金まで、詳しく解説していきます。

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この記事でわかること

  • テンデンスの電池交換を依頼できる店舗の種類とそれぞれの特徴
  • モデルや依頼先によって異なる電池交換の料金相場
  • 自分で電池交換を行うリスクと専門家への依頼を推奨する理由
  • 「ガリバー」や「フラッシュ」など人気モデルの電池交換における注意点
目次

テンデンス時計の電池交換、依頼先と料金

  • 電池交換を依頼できる店舗の選択肢
  • 電池交換にかかる料金の相場とは
  • 正規店と修理専門店のメリット
  • 電池交換にかかる時間と期間の目安
  • 人気モデル、ガリバーの電池交換

電池交換を依頼できる店舗の選択肢

テンデンスの時計の電池交換を考えたとき、主に「正規サービスセンター」と「時計修理専門店」という2つの選択肢があります。どちらに依頼するかによって、料金やサービス内容、修理にかかる期間が異なるため、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

正規サービスセンターは、ブランドの公式な修理窓口であり、純正パーツを使用した質の高いサービスが受けられるという絶対的な安心感が魅力です。一方、時計修理専門店は、正規店よりもリーズナブルな価格で、スピーディーに対応してくれることが多く、気軽に相談しやすいというメリットがあります。

依頼先の主な選択肢

  • 正規サービスセンター:純正パーツによる修理で安心感は抜群。ただし、料金は高めで期間も長くなる傾向があります。
  • 時計修理専門店:比較的リーズナブルで対応が早い。店舗によって技術力に差があるため、信頼できるお店選びが重要です。

どちらを選ぶかは、ご自身の時計の状態や、何を重視するかによって変わってきます。例えば、購入したばかりの時計や、徹底したメーカー基準のメンテナンスを希望する場合は正規サービスセンターが、費用を抑えたい、早く交換してほしいという場合は信頼できる時計修理専門店が適していると言えるでしょう。

電池交換にかかる料金の相場とは

テンデンスの電池交換にかかる料金は、依頼する店舗や時計のモデルによって大きく異なります。一般的な目安として、時計修理専門店であれば2,200円から7,500円程度が相場です。

ただし、これは基本的な電池交換のみの料金であり、時計の機能や状態によっては追加料金が発生することがあります。例えば、防水性能を維持するためのパッキン交換や防水検査を行う場合、追加で1,000円から2,000円程度の費用がかかるのが一般的です。また、LEDライト機能を持つ「フラッシュ」のように電池を2つ使用するモデルは、追加料金が必要となります。

一方、正規サービスセンターに依頼する場合、料金は高くなる傾向にあり、基本的な電池交換だけでも数千円から、メンテナンスを含むと1万円を超えることもあります。料金だけで判断するのではなく、サービス内容とのバランスを考えて依頼先を決めることが重要です。

依頼先による料金とサービス内容の比較
依頼先 基本料金(目安) 追加オプション 特徴
時計修理専門店 2,200円~7,500円 パッキン交換、防水検査など 比較的安価でスピーディー。店舗による技術差あり。
正規サービスセンター 5,000円~ 各種点検、メンテナンス 純正パーツ使用で高品質。料金は高めで納期も長め。

正規店と修理専門店のメリット

正規店(正規サービスセンター)に依頼する最大のメリットは、メーカーの基準に基づいた高品質な修理が受けられる安心感です。交換されるパーツはすべて純正品であり、ブランドの専門知識を持った技術者が作業を行うため、時計の価値を損なうことなくメンテナンスができます。特に、保証期間内の時計や、将来的に売却を考えている場合には、正規店での修理履歴が有利に働くこともあります。

一方で、時計修理専門店を選ぶメリットは、料金の手頃さと対応の速さにあります。多くの場合、正規店の半額近い料金で電池交換が可能であり、店舗によってはその日のうちに作業が完了することも少なくありません。また、正規店では対応が難しい古いモデルや、並行輸入品の修理にも柔軟に対応してくれる点も大きな魅力です。

どちらが良いとは一概には言えませんが、信頼できる技術者が在籍している修理専門店であれば、正規店と遜色ないクオリティで、かつリーズナブルにメンテナンスが可能です。お店の実績や口コミなどを参考に、納得できる依頼先を見つけることが大切ですね。

電池交換にかかる時間と期間の目安

電池交換にかかる時間は、依頼する店舗の混雑状況や作業内容によって変わります。街の時計修理専門店であれば、比較的簡単なモデルの場合、店内に技術者がいれば15分から30分程度で作業が完了し、その日のうちに受け取れることがほとんどです。

ただし、防水検査やパッキン交換などの追加作業を依頼する場合や、店舗が混み合っている場合は、数時間から1日程度預ける必要があることもあります。また、「フラッシュ」シリーズのような特殊な構造のモデルは、通常より作業時間が長くなる可能性があります。

正規サービスセンターに依頼する場合は、時計を一度預けて修理センターに送るため、期間は長くなります。見積もりの連絡が来るまでに1週間、そこから実際の作業を経て手元に戻ってくるまでには、通常2週間から1ヶ月程度を見ておくとよいでしょう。急いでいる場合は、まず時計修理専門店に相談してみることをお勧めします。

人気モデル、ガリバーの電池交換

テンデンスの代表的なモデルである「ガリバー(Gulliver)」は、その名の通り50mmという大きなケースサイズが特徴です。この大きなデザインは、電池交換の際にもいくつかの注意点を伴います。

まず、ケースが大きい分、裏蓋も大きく硬く閉まっていることが多いため、開ける際には専用の工具と技術が必要です。無理にこじ開けようとすると、ポリカーボネートやステンレスのケースに傷をつけてしまう原因となります。また、防水性能を保つためのパッキンも特殊なサイズである可能性があり、汎用品では対応できない場合があります。

ガリバーはケース素材に軽量なポリカーボネートを使用しているモデルも多く、非常にデリケートです。見た目のインパクトとは裏腹に、取り扱いには慎重さが求められるため、経験豊富なプロに任せるのが最も安心です。

料金については、特殊な構造ではないため、他のモデルと大きく変わることはありませんが、依頼する店舗によっては大型ケースとして別途料金が設定されている可能性も考えられます。事前に確認しておくと良いでしょう。

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テンデンス時計の電池交換、自分でできる?

  • 自分で電池交換を行うやり方
  • 自分で作業する際のリスクと注意点
  • 特殊なフラッシュの電池交換方法
  • 電池が2つあるモデルの注意点
  • 並行輸入品の電池交換は可能か
  • テンデンス時計の電池交換は専門店へ

自分で電池交換を行うやり方

テンデンスの時計は、その多くがスクリューバック式の裏蓋を採用しています。自分で電池交換を行う場合、まずはこの裏蓋を開けるための「スクリューバックオープナー」という専用工具が必要です。工具を裏蓋の溝に合わせて慎重に回し、蓋を取り外します。

裏蓋を開けるとムーブメントを覆うプラスチック製の中蓋があるので、それを外し、電池を固定している金具をずらして古い電池を取り出します。新しい電池を入れる際は、型番が同じものであることを確認し、ピンセットを使って慎重にセットします。その後、逆の手順で中蓋と裏蓋を閉めれば作業は完了です。

【警告】
この記事で紹介するやり方は、あくまで一般的な手順を説明するものであり、ご自身での作業を推奨するものではありません。時計は精密機械であり、専門知識なく内部に触れることは、故障や破損の重大なリスクを伴います。安全と時計の価値を守るため、必ず専門の修理店にご依頼ください。

一見簡単そうに見える作業ですが、一つ一つの工程には細心の注意が必要です。少しでも不安がある場合は、無理せずプロに任せるのが賢明な判断と言えます。

自分で作業する際のリスクと注意点

自分でテンデンスの電池交換を行うことには、費用を節約できるというメリットがある一方で、それ以上に大きなリスクが伴います。最も多い失敗例が、裏蓋を開ける際に工具でケースに傷をつけてしまうことです。一度ついた深い傷は、専門家でも完全に消すことは難しいでしょう。

また、作業中に微細なホコリや湿気が時計内部に侵入すると、それが原因でムーブメントが故障したり、文字盤や針が錆びたりすることがあります。さらに、防水機能を担う重要なパーツである「パッキン」を傷つけてしまうと、日常生活での汗や水が浸入し、致命的なダメージにつながる可能性もあります。

DIYのリスクまとめ

  • ケースや裏蓋への傷
  • 内部へのホコリ・湿気の侵入
  • パッキンの破損による防水性能の低下
  • 電池のショートや液漏れ
  • ムーブメントの破損

これらのリスクを考えると、数千円の節約のために、高価な時計を危険に晒すのは得策とは言えません。大切な時計を長く使い続けるためにも、電池交換は信頼できる専門店に依頼することをお勧めします。

特殊なフラッシュの電池交換方法

テンデンスのラインナップの中でもひときわ個性的な「フラッシュ(FLASH)」シリーズは、リューズを操作するとLEDライトが光るという特殊な機能を持っています。この機能を動かすために、通常の時計とは異なり、内部に2つの電池が搭載されています。

一つは時計の針を動かすための電池、もう一つはLEDライトを点灯させるための電池です。裏蓋を開けると、まずライト用の電池が見えますが、時計用の電池はその下に隠されるように配置されています。そのため、時計用の電池を交換するには、一度ライト用の電池と関連パーツを取り外す必要があり、作業の難易度は格段に上がります。

構造が複雑であるため、知識がないまま分解すると、元に戻せなくなったり、電子回路をショートさせたりする危険性があります。このような特殊なモデルこそ、専門家である時計修理店の技術者に任せるべきです。お店によっては、追加料金で2つの電池を同時に交換してくれるところもあります。

電池が2つあるモデルの注意点

前述の「フラッシュ」のように電池が2つ搭載されているモデルは、電池交換を依頼する際にいくつか注意が必要です。まず、料金体系が通常のモデルと異なることを理解しておく必要があります。多くの修理店では、基本の電池交換料金に、2つ目の電池代として500円程度の追加料金がかかるのが一般的です。

また、「時計は動いているけどライトがつかない」あるいは「ライトはつくけど時計が止まっている」といった症状が出ることがあります。これは、2つの電池がそれぞれ独立して消耗するためです。片方だけ交換することも可能ですが、多くの場合、近い時期にもう片方の電池も寿命を迎えるため、同時に2つとも交換してしまう方が効率的です。

電池を2つ使用するモデルは、その分構造も複雑になっています。どの電池がどちらの機能を担っているのか、正しい種類の電池はどれか、といった専門的な判断が求められます。安心して使い続けるためにも、こうしたモデルは迷わずプロに相談しましょう。

並行輸入品の電池交換は可能か

海外の正規販売店やオンラインショップなどで購入した「並行輸入品」のテンデンスをお持ちの方も多いかと思います。並行輸入品の時計は、日本の正規代理店では保証の対象外となり、修理や電池交換を受け付けてもらえないことがほとんどです。

しかし、ご安心ください。街の時計修理専門店であれば、並行輸入品であっても問題なく電池交換や修理に対応してくれます。時計修理専門店は、正規か並行かという流通経路で判断するのではなく、時計そのものの状態と構造を見て作業を行うため、ほとんどの場合で区別なく受け付けています。

ただし、ごく稀に特殊なモデルで純正パーツの入手が困難な場合や、模倣品(コピー品)であると判断された場合には、作業を断られることもあります。並行輸入品のメンテナンスで不安な点があれば、事前に店舗に問い合わせておくとスムーズです。

テンデンス時計の電池交換は専門店へ

  • テンデンスの電池交換は正規店や修理専門店で可能
  • 料金は店舗やモデルにより異なり2,200円程度からが目安
  • 防水検査やパッキン交換は追加料金となる場合がある
  • 自分で交換するとケースを傷つけたり防水性能を損なうリスクがある
  • 特にガリバーなど大型ケースは裏蓋の取り扱いに注意が必要
  • フラッシュシリーズは電池が2つあり構造が複雑なためプロへの依頼が必須
  •  2つ目の電池は追加料金がかかることが多い 電池切れのまま放置すると液漏れで内部が損傷する恐れがある
  • 作業時間は店舗により異なり最短10分程度で完了する場合もある
  • 正規店では修理に数週間かかるのが一般的
  • 並行輸入品は正規店で断られるが修理専門店なら対応可能
  • 専門店を選ぶ際は実績や保証の有無を確認することが重要
  • 電池交換と同時にベルト洗浄など外装のメンテナンスもおすすめ
  • 東京で信頼できる修理店を探すなら実績豊富な専門店が良い
  • 総合的に見て電池交換はプロの技術者に任せるのが最も安全で確実

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     この記事を書いた人        

    ⚪︎⚪︎のアバター 天野 一啓 はらじゅく時計宝石修理研究所 店長

    2018年4月に時計宝石修理研究所へ入社。現在は「はらじゅく時計宝石修理研究所」の店長として、店舗運営と接客、修理対応を担う。厚生労働省認定の国家時計修理技能士資格を取得し、大阪府から時計技能最高優秀賞を受賞。

    お客様の大切な想い出が詰まった時計やジュエリーに向き合い、安心して預けられる存在を目指す。スイスの老舗時計工具メーカー・BERGEON(ベルジョン)とのコンセプトショップも展開し、時計修理の魅力発信にも注力。

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