【金のネックレス修理】値段・時間・近くの店舗選びを解説

金のネックレスは、その輝きで日常を彩る特別なアクセサリーですが、ふとした瞬間にチェーンが切れたり、留め具が壊れてしまったりすることがあります。特に18金や10金、14金、24金といった素材ごとの特性を理解しないまま放置すると、大切なジュエリーを失いかねません。この記事では、切れた金のネックレス修理を検討している方へ、値段の相場や修理にかかる時間、東京の新宿近辺など近くで信頼できる店舗を探すポイント、さらには留め具修理や留め金修理の詳細まで、網羅的に解説します。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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この記事でわかること

  • 金のネックレスが切れる主な原因と修理方法がわかる
  • 18金など素材ごとの修理の値段や特徴がわかる
  • 信頼できる修理店の選び方がわかる
  • 修理に出すか売却するかの判断基準がわかる
目次

金のネックレス修理で知るべきこと

  • 切れた金のチェーンの修理方法
  • ネックレスの留め具修理について
  • 壊れやすい留め金の修理とは
  • 一般的な18金のネックレス修理
  • 10金や14金の修理について
  • 24金の修理は特殊なのか

切れた金のチェーンの修理方法

ネックレスの修理で最も多いご相談が、チェーンが途中で切れてしまったというケースです。衣類に引っ掛けたり、就寝中に負荷がかかったりすることで、細いチェーンは切れてしまうことがあります。

主な修理方法は「ロウ付け」と呼ばれる専門的な溶接技術です。これは、チェーンの素材と同じ、あるいは親和性の高い金属(ロウ材)を高温で溶かし、切れた部分を繋ぎ合わせる方法を指します。熟練した職人が行えば、修理箇所がほとんど分からないほど自然に仕上げることが可能です。

この作業には専門の機材と高い技術が必要なため、ご自身での修理は推奨されません。無理に接着剤などを使うと、かえって状態を悪化させ、専門家による修理も困難になる場合があります。

ご自身での修理はリスクが大

ペンチで無理やり繋げようとすると、チェーンを傷つけたり、他の部分を破損させたりする危険性があります。切れたネックレスは、そのままの状態で専門店へ持ち込むのが最善です。

ネックレスの留め具修理について

チェーン本体と並んで故障が多いのが、ネックレスの着脱に使う「留め具」の部分です。毎日繰り返し使用することで金属疲労が蓄積し、不具合が生じやすくなります。

最も一般的な「引き輪」と「プレート」タイプの留め具は、引き輪内部のバネが劣化して開閉がスムーズにできなくなったり、プレートを繋ぐ「丸カン」というリング状のパーツが開いてしまったりするトラブルが頻繁に起こります。

丸カンが開いてしまっただけであれば、隙間を閉じて再度溶接することで比較的安価に修理が可能です。しかし、引き輪のバネが故障した場合は、パーツ自体の交換が必要となります。

壊れやすい留め金の修理とは

「留め具」と似ていますが、より広くクラスプ全体を指す「留め金」の修理も重要です。特に、デザイン性の高いネックレスやブレスレットに使われる中折れ式や差し込み式のクラスプは、構造が複雑な分、特定の箇所に負荷が集中しやすくなります。

これらの留め金修理では、単なる交換だけでなく、パーツの歪みを修正したり、緩んだ箇所を調整したりする作業も含まれます。長年愛用しているネックレスの留め金が緩く感じ始めたら、完全に壊れて紛失してしまう前に点検・修理を依頼しましょう。

主な留め金(クラスプ)の種類

  • 引き輪・プレート:最も一般的でシンプルなタイプ
  • 中折れ式クラスプ:ブレスレットや太めのチェーンによく使われる
  • 差し込み式クラスプ:パールネックレスなどで見られるデザイン性の高いタイプ
  • フックタイプ:S字フックなどで簡易的に留めるカジュアルなデザイン

留め具の種類によって修理方法や費用が異なるため、まずは専門家に見せて相談することが大切です。場合によっては、より着脱しやすく耐久性の高い種類の留め金に交換するリフォームも提案してもらえます。

一般的な18金のネックレス修理

18金(K18)は、宝飾品として最もポピュラーな素材の一つです。純金(24金)に他の金属を25%配合しているため、美しい輝きと十分な強度を両立しています。

しかし、それでも純金に近い柔らかさを持っているため、強い力が加わると変形したり切れたりしやすい特性があります。18金のネックレス修理は非常に一般的であり、ほとんどのジュエリー修理店で対応が可能です。

ロウ付けによるチェーン切れ修理や留め具の交換も、18金の品位に合わせた素材で行われるため、修理後も価値を損なうことなく、元通りの美しい状態で使用を続けられます。

10金や14金の修理について

10金(K10)14金(K14)は、18金に比べて金の含有率が低く、その分、他の金属(割金)の割合が高くなります。これにより、硬度が高く傷がつきにくいというメリットがありますが、修理の際には少し注意が必要です。

ロウ付けを行う際、素材の融点や色味の調整が18金よりもシビアになることがあります。特に、ピンクゴールドやホワイトゴールドなどのカラーゴールドは、修理箇所の色味がわずかに変わってしまう可能性もゼロではありません。

メッキ製品の修理に関する注意点

安価なアクセサリーの中には、真鍮などの素材の上に金をメッキした製品もあります。これらの修理で溶接(ロウ付け)を行うと、熱でメッキが剥がれてしまいます。再メッキが必要となり、追加の料金や時間がかかる場合があるため、修理を依頼する際に素材を正確に伝えることが重要です。

24金の修理は特殊なのか

24金(K24)、つまり純金は、金属の中で最も柔らかく展延性に富む性質を持っています。資産としての価値は非常に高いですが、その柔らかさゆえにアクセサリーとしての日々の使用にはあまり向いていません。

そのため、24金のネックレスが切れてしまった場合の修理は、非常に高い技術を要します。素材が柔らかすぎて、修理の過程で変形しやすかったり、ロウ付けの際の温度管理が極めて難しかったりするためです。修理を受け付けていない店舗もあるほどなので、24金の修理を希望する場合は、純金の加工実績が豊富な、信頼できる専門店に依頼する必要があります。

純金の修理は、まさに職人の腕の見せ所です。素材の特性を熟知していないと、修理するつもりが逆に傷めてしまうこともあります。必ず経験豊富なプロに相談してくださいね。

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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店舗での金ネックレス修理を考える

  • 修理にかかる値段の目安は
  • 修理完了までにかかる時間
  • 東京の新宿で依頼できる店舗
  • 近くの修理店を探す際の注意点
  • まとめ:

修理にかかる値段の目安は

金のネックレスの修理値段は、破損状況、素材の品位、修理内容によって大きく異なります。依頼する前におおよその相場を把握しておくと安心です。

以下に一般的な修理内容と料金の目安をまとめました。

修理内容 料金目安(税込) 備考
丸カンの口閉じ・溶接 \4,000~ 留め具とチェーンを繋ぐリングパーツの修理です。
チェーン切れ(1箇所) ¥4,000 ~ ¥7,000 ロウ付けによる溶接修理です。ベネチアンチェーンなど特殊な形状は高くなる傾向があります。
引き輪・プレート交換 ¥4,000 ~ ¥10,000 パーツ代と作業料が含まれます。金の相場によってパーツ代は変動します。
チェーン絡み解き ¥2,200~ 絡まりの度合いによって大きく変動します。数千円かかるケースもあります。

上記の料金はあくまで目安です。ブランド品やデザインが複雑なもの、複数の修理が必要な場合は料金が加算されます。必ず事前に見積もりを取り、内容と金額に納得した上で依頼しましょう。

修理完了までにかかる時間

修理にかかる時間も、依頼先や修理内容によって様々です。

即日~数日で完了するケース
丸カンが開いたのを閉じて溶接する、といった簡単な修理であれば、職人が常駐している工房併設型の店舗などでは即日対応してくれる場合があります。通常でも数日程度で完了することが多いです。

数週間かかるケース
特殊なパーツの交換が必要で取り寄せになる場合や、複数のチェーン切れ、複雑なデザインの修理などは、2週間~1ヶ月程度の時間を見込んでおくと良いでしょう。また、百貨店などを経由してメーカー(ブランド)の公式リペアサービスに依頼する場合も、輸送や手続きに時間がかかり、1ヶ月以上かかることも珍しくありません。

使用したい予定が決まっている場合は、事前に店舗へ納期を確認し、余裕をもって依頼することをおすすめします。

東京の新宿で依頼できる店舗

東京のような大都市、特に新宿エリアには、金のネックレス修理を依頼できる店舗が数多く存在します。選択肢が多いため、どこに頼むべきか迷うかもしれません。

依頼先の主な種類

  • 百貨店の宝飾品サロン:安心感がありますが、仲介手数料などで料金は高めになる傾向があり、時間もかかりがちです。
  • ブランド直営店:ブランド品の修理なら第一候補です。品質は保証されますが、修理代は高額になる可能性があります。また、他店で修理したものは受け付けてもらえないことが多いです。
  • ジュエリー修理専門店:技術力が高く、料金も比較的リーズナブルです。職人が常駐していれば、その場で相談しながら修理内容を決められるメリットがあります。
  • 個人の宝飾店・工房:地域に根差したお店で、親身に相談に乗ってくれることが多いですが、お店によって技術力に差があるため見極めが必要です。

新宿にはこれらの店舗がすべて揃っています。自分のネックレスの種類(ブランド品か否か)や、何を重視するか(速さ、料金、安心感)によって、最適な依頼先を選びましょう。

近くの修理店を探す際の注意点

自宅や職場の近くで修理店を探す際は、利便性だけでなく、いくつかのポイントを確認することが大切です。

信頼できる修理店選びのチェックポイント

  1. 実績の確認
    お店のウェブサイトや店頭で、これまでの修理実績を確認しましょう。特に自分と同じようなケースの修理例が掲載されていると安心です。
  2. 明確な料金体系と事前見積もり
    料金表が明示されており、作業前に必ず詳細な見積もりを出してくれるお店を選びましょう。「やってみないと分からない」といった曖昧な説明で作業を進めようとするお店は避けるのが賢明です。
  3. 専門知識のあるスタッフの有無
    素材や構造について専門的な質問にも丁寧に答えてくれるスタッフがいるかどうかも重要です。ジュエリーに関する資格を持つ職人が在籍していると、より信頼性が高まります。
  4. 口コミや評判
    インターネット上の口コミや、知人からの評判も参考にしましょう。良い評価だけでなく、トラブルに関する情報がないかもチェックしておくと良いです。

安さだけで選ぶと、「修理跡が目立つ」「すぐにまた壊れた」といったトラブルにつながることもあります。大切なジュエリーだからこそ、信頼できるプロに任せることが最も重要です。

まとめ:

    • 金のネックレス修理で最も多いのはチェーン切れや留め具の破損
    • 切れたチェーンはロウ付けという溶接技術で修理するのが一般的
    • 留め具や留め金は消耗品と考え不具合があれば早めに修理や交換を検討する
    • 一般的な18金のネックレス修理は多くの専門店で対応可能
    • 10金や14金は硬いが修理箇所の色味に注意が必要な場合がある
    • 純金である24金の修理は非常に難易度が高く専門の技術を要する
    • 修理の値段は簡単な丸カン修理なら4,000円程度からが目安
    • チェーン切れの修理は一箇所あたり4,000円以上が相場となる
    • 修理にかかる時間は即日から数週間と内容によって大きく異なる
    • 東京や新宿などの都市部には修理店の選択肢が豊富にある
    • 近くの店舗を選ぶ際は料金の明確さや実績を必ず確認する
    • ブランド品はまず購入した正規店に相談するのが基本
    • 自分で無理に直そうとすると状態を悪化させるリスクがある

東京・渋谷エリアで修理をお考えなら、JR原宿駅から徒歩1分とアクセス抜群の「はらじゅく時計宝石修理研究所」にご相談ください。国家資格を持つ修理技能士が、あなたの愛用の時計を丁寧に診断し、最適なメンテナンスをご提案します。他店で断られた修理にも対応可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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 この記事を書いた人        

⚪︎⚪︎のアバター 天野 一啓 はらじゅく時計宝石修理研究所 店長

2018年4月に時計宝石修理研究所へ入社。現在は「はらじゅく時計宝石修理研究所」の店長として、店舗運営と接客、修理対応を担う。厚生労働省認定の国家時計修理技能士資格を取得し、大阪府から時計技能最高優秀賞を受賞。

お客様の大切な想い出が詰まった時計やジュエリーに向き合い、安心して預けられる存在を目指す。スイスの老舗時計工具メーカー・BERGEON(ベルジョン)とのコンセプトショップも展開し、時計修理の魅力発信にも注力。

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