分解掃除と、ゼンマイ交換、及びヒゲゼンマイの偏心を修正いたしました。

時計愛好家垂涎のブランド、ジャガールクルトの承りです。1833年から連綿と続く、自社一貫生産のできるマニュファクチュールとしても有名でしょう。 そんなジャガールクルトの中でも、1931年にオリジナルモデルが発表された歴史的名機“レベルソ”。 ラテン語で“回転する”と言う意味ですが、その名の通り本体が回転させることができ、ガラス面を衝撃から守ってくれる仕組みとなっております。 1930年のこと、インド駐在のイギリス人将校から、ガラスの割れた時計を見せられながら「ポロ競技にも耐えられる時計はないだろうか」と相談されたのが切っ掛けであるとか…。 さて、ここのところ異常に遅れるとのご相談で、お伺いいたしますと、ご購入から10年以上オーバーホール歴はないそうです。 理想的には、3～4年に1度を目安に定期的なオーバーホールとなります。今後も、末永くご愛用頂けますと幸いでございます。