エルメスといえば、四輪馬車のロゴだと思います。 1837年にパリで馬具製造工房としての開業が始まりです。今では、革製品はもちろん、服飾品や装飾品、香水など多岐にわたるファッションアイテムを展開しています。 エルメスのロゴは、馬車と従者のみしか描かれていません。 そこには、「最高の馬車と従者を用意しますが、それを御すのはオーナーであるお客様ご自身です」というメッセージが込められています。 ところで、エルメスの時計といえば「クリッパー」です。 クリッパーとは、19世紀、大海原へ繰り出していった3本マストの大型帆船のことです。 舷窓から着想を得た、美しいラウンドフォルムとベゼルにあしらわれたビズが特徴的なモデルです。また、「H」が連なるブレスレットや裏蓋のロゴが控えめながらエレガントさを感じさせます。 クリッパーはエルメスの中でも比較的求めやすく、コストパフォーマンスが高く、デザインもクールなものからフェミニンなもの、ダイヤモンドをあしらったラグジュアリーなものなど、種類が豊富なことも人気の理由です。 女性用ラインではなくもちろん、男性用もユニセックスも充実しています。 ただ、実は2018年にシリーズ自体が廃盤となってしまっています。 かといって、手に入らないということはなく、市場には流通していますので、見つけた時はぜひチェックしてみてください。

電池が止まってしまったとのことで、お持ちいただきました。