2020.04.03
■パネライ 針打ち直し
ルミノールパネライのお時計をご紹介いたします。
こちらは3針スモールセコンド、パワーリザーブ表示、8デイズ、GMTといったスペックとなります。
創業者であるジョバンニ・パネライがルネッサンスの発祥の地であるフィレンツェで時計店をオープンしたことがパネライの始まりです。パネライで代表的なものにはルミノールとラジオミールがあります。見分けるポイントですが、リュウズプロテクターがあるのがルミノール、ないものがラジオミールと覚えるといいです。1930年代の後半にイタリア海軍の潜水隊の工作員のために制作されたのが「ラジオミール」の元となる時計です。その後、パネライの特徴でもある発光文字盤の塗料として、トリチウムを原材料にした化合物を開発し、それを「ルミノール」という商標で特許出願しました。この発光塗料の名前が、パネライのもう一つの代表モデル「ルミノール」の名前の由来なのです。さて、今回は針の取り付けでお預かり致しましたこちらのお時計ですが、ご覧の通りスモールセコンドと分針が外れてしまっています。慎重に作業をしないと文字盤や針を傷つけてしまいますが、当店におります国家資格を持つ時計技術師が丁寧にしっかりとお修理致しますのでご安心ください。同じような症状でお困りでしたら是非一度お持ちくださいませ。