2018.11.24
◾️原宿店「ロレックス デイトジャスト オーバーホール」
御来店ありがとうございました。
10年以上ずっとお使いになっておりゼンマイを巻きあげても空回りして、時計が動かなくなってしまった。。。
ということでオーバーホールのご依頼でお承り致しました!
今回お時計も大切な方に昔、記念日にプレゼントしてもらった「思い出ストーリー」が詰まった時計なのでどうしても修理をしてまたご着用頂きたいと仰っていました。。。
時計のモデルは同じだとしても、時計ひとつひとつにお客様の異なる「思い出ストーリー」があり、我々はお客様の大切な「思い出ストーリー」を蘇らせるお手伝いをさせていただいております。
施術させていただきお客様の思い出と共に時計を蘇りました!
〜歴史〜
こちらのモデルは1945年にロレックスがカレンダーが0時00分になると瞬時に変わるデイトジャスト機能(インスタント)が象徴的なモデルですが、始めからこの機能が備わっていた訳ではありませんでした。
1945年、デイトジャスト・ファーストモデルRef.4467が登場。現在のデイトジャストは12時になると日付が瞬時に変わりますが、初期モデルはこの機構は搭載されていませんでした。この当時のモデルは『バブルバック』と呼ばれ、手巻き式のムーヴメントにローターを追加したためムーヴメントが厚く、それを収納するケースが泡のように膨らんでいた事から由来されています
1950年代に登場したRef.6305・6605。サイクロップレンズと呼ばれる日付を約2.5倍大きく表示してくれるレンズが付いた事により日常生活での実用性が増しました。またこの頃から12時ちょうどに時間が変わるデイトジャスト機能が加わりました。
このデイトジャスト機能はロレックスの開発した三大発明の一つで、他のメーカーの時計には備わっていない機能です。これが今から約70年前から変わらず在り続けると思うと驚きが隠せませんね。