2018.10.30
■西宮店「オメガ・スピードマスター オーバーホール」
「OMEGA」は時計の一流ブランドとして、いまや知らない人はいないほどポピュラーな時計です。
その誕生は1848年と古く、時計の聖地であるスイスから始まります。小さな工房が多かった時代に、比較的大きな規模からスタートしたオメガは、数々の賞を受賞しながら順調な成長を遂げていきます。その名前が一気に広まったのは、1932年のオリンピックの公式時計としての採用でした。
その後も多くのオリンピック大会の公式時計として採用され、「信頼性のある時計・耐久性のある時計」として、深海から宇宙・月への探検にも使用された時計として、そのブランド名を確固たるものとし、誰もが知るメーカーとして今に至ります。
スピードマスターが誕生したのは1957年、当初はオメガの潜水時計の1つだった「シーマスター・クロノグラフ」を改良し、ドライビング用の時計として誕生したと言われています。そして1960年代に入ると、宇宙飛行士用の時計を探していたNASAが宇宙環境の中で耐えうるかどうかの試験を行い、高圧や真空、無重力状態、またマイナス18℃から93℃までと幅広い温度変化、さらに衝撃に耐えられるものかどうかなど、宇宙空間を想定して繰り返し行われた試験の結果、10種以上集められたクロノグラフのうち、オメガのスピードマスターのみが試験をクリアしました。