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修理実績
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2023.10.09
修理レポート
・エルメス シェーヌダンクルの歴史 エルメスは、1837年にフランスのパリで誕生しました。その後の時代を経て、エルメスは高級皮革製品やアクセサリー、時計などの多岐にわたるアイテムで世界中のファッショニスタからの賞賛を受けてきました。その中でも、シェーヌダンクルはエルメスのアイコニックなアイテムとして長い歴史を持っています。 シェーヌダンクルは、その名が示す通り、フレンチで「アンカーチェーン」という意味を持つこのブレスレットは、アンカーチェーンのデザインを取り入れています。このデザインは、船のアンカーを固定するための鎖をモチーフとしており、力強さと洗練を併せ持ったデザインとして多くの人々に愛されてきました。 20世紀中頃、エルメスがジュエリーの分野へと進出する際、シェーヌダンクルはその先駆けとなるコレクションの一つとして発表されました。当初は、シンプルながらも卓越したクラフトマンシップを感じさせるデザインとして、特に女性たちの間で瞬く間に人気を博しました。 その後、エルメスはシェーヌダンクルをベースに様々なバリエーションを発表。ゴールドやシルバー、ダイヤモンドをセッティングしたものなど、さまざまなスタイルが展開されてきました。このブレスレットは、エルメスの伝統的なクラフトマンシップと革新的なデザインが融合した、まさにブランドのシンボルとも言えるアイテムとなっています。 締めくくりとして、シェーヌダンクルはエルメスの歴史とともに歩んできた、時代を超えた普遍的な美しさを持つブレスレットです。その洗練されたデザインとブランドの哲学が息づくこのアイテムは、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。 ・エルメス シェーヌダンクル コマ外し作業手順 適切なツールの用意: 糸鋸、保護クロス、小さなバイスやクランプ、拡大鏡、そして細工用の金属ファイルを用意します。 作業場所の確保: 滑りにくい保護クロスを平らなテーブル上に広げ、シェーヌダンクルをその上に置きます。明るく、落ち着いた場所での作業がベストです。 コマの固定: バイスやクランプを使用して、取り外したいコマの部分をしっかりと固定します。この際、ブレスレットを傷つけないよう注意が必要です。 糸鋸を使用: 溶接された部分に糸鋸を当て、ゆっくりと鋸を動かしながらコマを切り離します。この工程では手を滑らせないよう、また金属を過度に熱くしないよう注意が求められます。 仕上げ: コマを切り離した後、細工用の金属ファイルを使用して、切断した部分のギザギザや尖った部分を滑らかに仕上げます。 きれいに保つ: 作業後は、ブレスレットを柔らかい布で丁寧に拭き取り、残存する金属粉を取り除きます。 このような精密な作業は専門的な技術と経験が必要です。自信がない場合や間違った方法で傷つけるリスクを避けたい場合は、専門家に依頼することを強くお勧めします。
修理依頼理由
この度、エルメス・シェーヌダンクルの一コマ外しのご依頼のためご来店いただきましたオーナー様ありがとうございました。
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