今回は、オメガ　デヴィルの修理を承りました。 オメガといえば、スピードマスターやシーマスターなどが有名ですが、比較的女性向けのモデルが多いのが、デヴィルです。 デヴィル（De ville)は「悪魔」ではなく、フランス語で「都会」や「町」を意味しており、その特徴として裏蓋に都会の風景が刻印されているものが多いです。 今では、オメガの中のラインナップですが、かつてはシーマスターの中の一つでした。 誕生したのは1960年で、7年後の1967年に独立したシリーズとして発売されるようになりました。 今でこそ、高級感のあるラグジュアリーな印象ですが、当初はシーマスターの中のモデルということもあり、よりスポーティーでシーマスター寄りのデザインでした。 また、ドレスデザインのため、薄さや軽さを追求するため、電池式のモデルが多いことも特徴です。 また、非常にシンプルで流行に左右されないクラシカルなデザインは、年代を問わず高い支持を得ています。 ポイントでローマ数字を使い、シンプルかつドレッシーな「プレステージ」、ダイナミックに引き延ばされたローマ数字が特徴で、よりカジュアルな「トレゾア」などです。 そんなヴィンテージ感のあるオメガのデヴィルシリーズの修理が完了致しました。

お父様の形見である時計の修理の為、お持ち頂きました。