今回は、プラチナ素材に一粒の存在感のある一粒の石と、再度の中心の石をしっかりと引き立てているサイドの石がとてもきれいなリングの修理を承りました 以前に、爪留めと玉留めについてお話しました。 その後編となります。 爪留めを別名「プロングセッティング」とも言いますが、「プロング」とは爪のことです。 他には 「ベゼルセッティング」別名「伏せ込み」もしくは「フクリン留め」があります。 石の輪郭にそって全周囲を囲むセッティングです。 「パヴェセッティング」は、小さいたくさんのプロング「爪」で小さめの石を表面をびっしりと覆うように敷き詰めた方法で、贅沢な輝きを生み出します。 「チャンネルセッティング」は、別名「レールセッティング」もしくは「レール留め」と呼ばれています。 ２本の貴金属でできた長いレールで石のガードル(上部と下部の間の境目の縁部分)を挟んで石が並んで固定される方法です。 「ミステリーセッティング」は、石を止めている爪を見せないようにする高度なセッティング方法です。限られた職人のみができる非常に高度なテクニックが求められます。 そんなプロングとベゼルセッティングが使用されたプラチナリングの修理が完了いたしました。

お母様から受け継がれたリングのサイズが合わなかったため、修理のためお持ち頂きました。