REPAIR
RESULTS
修理実績
修理実績
REPAIR RESULTS
2023.04.14
修理レポート
1979年にイタリア人のカルロ・クロッコによってスイスのニヨンで設立されたウブロは、独創的なデザインと素材の組み合わせで時計業界に新風を巻き起こしました。その象徴とも言える「ビッグバン」は、ウブロが経営難からトップブランドへと躍進するきっかけとなりました。今回は、ウブロ・ビッグバンの修理を経て、その歴史と成長を振り返ります。 ウブロの歴史は、当時としては珍しいラバーベルトを使用した「クラシック」から始まりました。しかし、ラバーベルトはスイスの時計業界ではタブー視される傾向があり、猛烈なバッシングを受けました。それでもクロッコは諦めず、新たな経営戦略を練るためにイタリアに戻りました。 2004年、ジャン=クロード・ビバーを新CEOに迎えたウブロは、翌年2005年にゴールドとカジュアルなラバーベルトを組み合わせた「ビッグバン」を発表。その斬新なデザインは、奇抜さとエレガントさの融合が注目を集め、その年のジュネーブ・ウォッチグランプリにて「ベストデザイン・オブザイヤー」を受賞しました。 ウブロの名は、国際大会での公式ウォッチや公式タイムキーパーを務めることでさらに広がりました。2008年のヨーロピアンチャンピオンシップや2010年のフェラーリ、2014年のFIFAワールドカップなどでその役割を果たし、有名アスリートとのコラボレーションモデルを展開。こうして、ウブロは瞬く間にトップブランドの仲間入りを果たしました。 一度は経営難に陥ったウブロですが、クロッコとビバーの絶え間ない努力によってトップブランドへの道を切り開きました。ウブロ・ビッグバンの修理が完了し、その歴史と成長を改めて知ることで、挑戦と斬新なウブロの時計がいかに素晴らしいかを実感できます。 今日のウブロは、創立者であるクロッコの情熱とビバーCEOの経営力が結集し、さまざまな素材やデザインの組み合わせで業界をリードするブランドへと成長しました。また、スポーツやファッション業界とのコラボレーションを通じて、ウブロの時計はより多くの人々に愛されるようになりました。 ウブロ・ビッグバンの修理を承ったことで、その歴史と成長を振り返る機会を得ました。その挑戦と斬新さがウブロの魅力の源であり、今後も時計業界に新たな風を吹き込み続けることでしょう。 これからも、ウブロが築いたその豊かな歴史と伝統を大切にし、新たな時代に適応しながらさらなる飛躍を目指していくことに期待が寄せられます。
修理依頼理由
精度が不調のため時計修理のご相談のためご来店くださいました。
その他の修理実績