今回は、コンコルドのベルト駒作成を承りました。 1908年に、アメリカ市場に特化したマニュファクチュールとして、スイス・ビエンヌに誕生し、宝石や貴金属を用いたラグジュアリーなウォッチを多く製造しました。 創設者はエド・ボイレット、G・クルツ、ルイス・ポール・ドロス、チャールズ・ボニー、W・E・ヒューゲニンの5人とされています。 第2次世界大戦末期には、アメリカで最も地位の高い宝石商の指定メーカーとなり、1945年のポツダム会談では、トルーマン大統領がチャーチルやスターリンらが列席した国家首相にコンコルドの時計を贈呈したことでも知られています。 1979年に誕生したクォーツ時計は世界最薄として注目を浴び、その翌年にはさらに薄さを極めた0.98mmの「デリリュームⅣ」を発表しました。このモデルは、1991年に世界一薄い時計としてギネスに掲載されました。今もなお、その記録は破られていません。 2018年に創業110年を記念して、新しいブランドロゴ「ノット：結び目」になりました。 グローバルパートナーとのコラボレーションにより、新時代に向けて独自のレガシーを共有するシンボルとしました。 そんな、今もなお上品でラグジュアリーな時計を作り続けるコンコルドのベルトの駒の別作が完了いたしました。

ベルトの腕周りが小さく、ご着用することができなくなってしまったのでコマの製作をし、ベルトの長さを調整いたしました。