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修理実績
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REPAIR RESULTS
2023.02.12
修理レポート
ゼニスは、1865年創業のスイスの時計メーカーの一つです。 1865年にジョルジュ・ファーヴル=ジャコがル・ロックルに時計工場を設立し、1900年の万博に新型懐中時計用ムーブメント「ゼニス」を開発したことから、1911年に「ゼニス」を含む社名としてのスタートを切りました。 そして、1969年に自動巻きクロノグラフ、エル・プリメロを発表しましたが、クォーツショックによる経営危機に陥り、アメリカ企業であるアメリカン・ゼニス・ラジオに買収され、全ての機械式時計の図面や金型の破棄を命じられました。 しかし、当時の技術者であったシャルル・ベルモは、実際には破棄せず、隠したといわれています。 そして、その後スイスの金融投資グループのディキシー(Dixi)に再び買収されたことにより、スイス資本に復帰、機械式時計の製造を再スタートしました。 今でも、エル・プリメロとシンプルなスマートの二つを主力として販売され続けています。 2010年にはエル・プリメロを破棄から救ったシャルル・ベルモの偉業を称え、世界限定1975本の記念モデル「エル・プリメロ36000VpH・シャルル・ベルモ・トリビュート」が発売されました。 そんな危機を乗り越えたエル・プリメロの修理が完了いたしました。
修理依頼理由
バルトのクラスプ部分が、ゆるくなってしまい修理依頼を承りました。
その他の修理実績