「ベニュワール」とは、フランス語でバスタブを意味します。 1912年、時計は正円が当たり前の時代に、横長の楕円形で、プラチナ製のものが原点となっています。 西洋式の浴槽に似ていることから、この名前がつけられたと言われています。 現在の形で世に出始めたのは、1950年後半に入ってからでした。 まろやかな曲線を描いて腕を優しく包み込むように湾曲するそのフォルムには、女性らしいふくよかさや包容力が凝縮され、時計界のモナリザともいうべき神秘さがあふれています。 また、ケースやブレスレット部分の素材は、無垢のゴールドやプラチナというステンレスを使わない、最上級のみの素材が使用されていました。 今回のミニベニュワールは、クォーツ式のため、ミニマルで、そして裏側についているボタンで時刻を修正するため、リューズが有りません。 そのため、エレガントでスタイリッシュ、かつラグジュアリーで、それでいて控えめなデザインなので、日本の伝統的な着物との相性も良いです。 そんなカルティエ　ミニベニュワールのオーバーホールが完了いたしました。

今回はしばらくメンテナンスを行なっていなかったためメンテナンスのご相談のためご来店くださいました。