REPAIR
RESULTS
修理実績
修理実績
REPAIR RESULTS
2023.01.19
修理レポート
ゴールドカラーの金属についてお話していきたいと思います。 ゴールドと言えば、その名の通り「金(ゴールド)」です。 ただ、ゴールドと言っても純度によって色味が異なります。 まず、純度とは含有率を示します。一般的に、他の金属と混ぜて使用・加工されることがほとんどです。なぜなら、純金は柔らかすぎる為、実用性が低いためです。 また、貴金属は純度を様々な方法で表記します。プラチナや銀は100%表記よりもさらに細かい1000分率(例えば、90%のプラチナ含有ならPt900、92.5%のシルバー含有ならSilver925など)で表記します。 金のみは24分率で表記されることがほとんどです。なぜ、金だけ24分率なのかは不明なことが多く、非常に古くから取引をされてきた歴史の深さを表しているといえるでしょう。 また、24分率の表記方法については、下記にてお話致します。ただ、まれに1000分率で表記されることもあります。 純金つまりK24は、純度100%を表します。正確には99.99%以上であれば、K24と表記されます。また、金の延べ棒や金塊、つまりインゴットには999.9と表記されます。 一般的にジュエリーに用いられるのは、K18です。18/24つまり75%が金であるという意味になります。そのため、場合によっては750と刻印されていることもあります。 つまり、75%は金、残りの25%は他の金属を混ぜていることになります。 純度の高さ、加工のしやすさなどからジュエリーや時計、ライターなど様々な商品やジャンルで利用されています。 K14は14/24、つまり58.5%が金ということになります。メリットはK18よりもリーズナブルという面です。ただし、金の含有率が下がるため、色合いと変色のリスクが高まります。 K10は10/24、つまり42%が金です。さらに輝きがさがり、他の金属の含有率もあがるため、固くキズにも強いですが、加工も難しくなります。 また、他の金属の含有率が上がるということは、金属アレルギーもおこしやすくなります。 そんなゴールドカラーがキレイな長年ご使用になられていて、折れてしまったベルト用バックルの修理が完了いたしました。
修理依頼理由
長年ご使用になられていて、折れてしまったベルト用バックルの修理のためにお持ちいただきました。
その他の修理実績