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修理実績
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REPAIR RESULTS
2022.07.20
修理レポート
今回は、IWC ポルシェデザインのクォーツクロノの修理を承りました。 IWCは、1868年に米国ボストン出身の時計職人であるフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが、スイスのクラフツマンシップと米国の近代エンジニアリングの融合を目指し、スイス・シャフハウゼンに「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」として創業したのが始まりです。 そして、1930年代後半に現在の「パイロットウォッチ」や「ポルトギーゼ」の原型となるモデルを発表しました。その後も、ペラトン自動巻機構や高精度な「キャリバー89」など、自社製ムーブメントとそれを搭載した新作を発表し、圧倒的な技術力の高さを誇示し続けています。 そして、車で有名なポルシェの創設者の孫にあたるフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェによって、時計ブランド「ポルシェデザイン」が1972年に設立されました。 ポルシェデザインとIWCが1970年代後半に、パートナーシップを結び、最初のモデルである「ポルシェデザイン コンパスウォッチ」を1978年に発表しました。 時計の下に液体コンパスを入れているという斬新で機能的なモデルから始まりました。 そして、1980年にチタニウム クロノグラフは世界初のオールチタン製の腕時計です。 しかも、通常ならケースから突出しているクロノグラフのボタンを、ケースと一体化させた非常に高いデザイン性は、高く評価されました。 そんなポルシェデザインのスポーティーなデザイン性と、IWCの高い技術力の融合であるIWC ポルシェデザイン クォーツクロノのオーバーホールとクラスプ修理が完了致しました。
修理依頼理由
クラスプ(留め具部分)が破損してしまったのと、大幅な遅れが見られるとのことでお持ちになりました。
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