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修理実績
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REPAIR RESULTS
2022.06.12
修理レポート
今回は、ロレックス チェリーニのオーバーホールを承りました。 ロレックスといえば、「エクスプローラー」「デイトナ」「デイトジャスト」「サブマリーナ」などが有名です。 これらは、いわばロレックスのメインライン(本編)に当たりますが、チェリーニはサブライン(番外編)に当たります。 基本的なお話をさせていただきます。先ず、オイスターとは「防水性」、パーペチュアルとは「自動巻」を意味します。 ロレックスのほとんどのモデルの文字盤に上記の記載がされています。 ですが、チェリーニにはその記載はありません。そのため、非防水性で手巻き式ということになります。 なぜ、チェリーニだけ異なるのかと言いますと、背景は歴史にございます。 チェリーニの歴史は非常に古く、1928年に誕生しました。16世紀のイタリアルネッサンスの彫刻師であるベンベヌト・チェリーニに由来します。 当時はまだ、自動巻時計も防水ケース「オイスター」も誕生していなかったためです。 ただ、時代とともに変化し、現在では「生活防水のある自動巻」モデルとなります。 構造も他とは大きく異なり、まず高い防水性を有するスクリューバックではないということ、ドレスウォッチのため薄さをキープするためです。 また、素材も基本的にはゴールドやプラチナとなります。これも使用シーンがフォーマルなところでのドレッシーさを出すためです。それに合わせて、レザーストラップを採用するなど、とてもこだわりのあるラインとなっています。 そんなロレックス チェリーニのオーバーホールが完了致しました。
修理依頼理由
リューズが抜けてしまうとのことで、お持ちいただきました。
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