今回はオメガシーマスターの修理を承りました。 黒のシンプルな文字盤に、非常にみやすい針が特徴です。 様々な種類のある時計の針について、一部お話したいと思います。 先ずは、最もシンプルな細長い長方形の形をしたバータイプです。クセがなく、スポーツウォッチ・ドレスウォッチ問わず、様々なモデルに使用されています。 次に、ペンシルタイプです。バータイプと同じような形ですが、先端は鉛筆を削ったような形をしています。夜光塗料を塗りやすいので、ミリタリーウォッチにもよく使われています。 メルセデスタイプは、時針の先端がメルセデスベンツの「スリーポインテッドスター」に似ていることから、この名前がつきました。ロレックスのスポーツモデルに採用されており、別名ベンツ針とも呼ばれます。 万年筆のような形状の、ドルフィン針は非常にシンプルでクラシカルな印象を与えます。 パテックフィリップやグランドセイコーのような、歴史の長いブランドでよく使われます。今回の分針がこのタイプになります。 先端が矢印（シェイプ）になった特徴的なデザインです。大ぶりで見やすく、元来英国軍の軍用時計がベースです。今回の分針がこちらのタイプです。 オメガ シーマスターの電池交換、バンドのクリーニング、防水テストが完了致しました。

時計が止まってしまったのと、全体メンテナンスにとご依頼頂きました。