そんな今では大変貴重な「ホイヤー」時代のお時計のオーバーホール、文字盤・針のサビ落とし及び夜光塗り直しの修理が完了致しました。

今回は、タグホイヤーになる前の「ホイヤー」のお時計の修理が完了致しました。 ホイヤーは、エドワード・ホイヤーが1860年にホイヤー社を設立したことが始まりです。 1882年にホイヤー社は、独立したストップウォッチ機能を備えた懐中時計モデルによって、世界初のクロノグラフを発表しました。 また、1887年に現在のクロノグラフの基礎になる振動ピニオンの開発で特許を取得しました。 「振動ピニオン」とは、クロノグラフ機構に伝える動力を制御する重要機構です。 クロノグラフまたはストップウォッチのメカニズムを通常の計時歯車列から切り離したり連結したりするものです。この発明によりクロノグラフの名門としての名声を得ることになります。 1969年にマイクロローターを搭載した世界初の自動巻クロノ＝クロノマチックを発表するなど、様々な機構を開発してきました。 そして、1985年にTAGグループ出資により現在のタグ・ホイヤーとなりました。