REPAIR
RESULTS
修理実績
修理実績
REPAIR RESULTS
2021.10.26
修理レポート
今回は、ルビーのリングのサイズ直しを承りました。 ルビーは、赤色が特徴の宝石で、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持ちます。 ルビーはラテン語で「赤」を意味するルフスが由来で、日本では紅玉とも呼ばれます。 酸化アルミニウム(コランダム:Al2O3)からなり、実はサファイアと同じ成分を持ち、 赤のルビーかそれ以外のサファイアになるかに分かれます。 ルビーはクロムがコランダムに入ることで、あの赤色を発生することで生成されます。 そのクロムの量で、様々な種類が出来ます。 クロムが全体の1%という限られた状況下で生成されたものが最高級の品質である「ピジョンブラッド」です。ミャンマー産で、他の地域に比べると採取量は1/10だと言われています。色が濃く、鮮やかな赤色が特徴です。 一般的なルビーとしてのイメージに近いのが、タイ産の「ビーフブラッド」です。サファイアに含まれる鉄分が多く含まれるため、ピジョンブラッドに比べて、黒みがかかった落ち着きのある赤が特徴的です。 希少性が非常に高く、たちまち高値で取引されます。 ファッション感覚で気軽に着けられるものなら、スリランカ、ベトナム産の「チェリーピンク」でしょう。 透明度の赤いピンクでややピンクに近いようなカラーリングです。クロム量が少ないため、高級感というよりは可愛さやファンシー要素が高めです。 シーンなどに合わせて選ぶといいかもしれません。 ルビーのリングのサイズ直しが完了致しました。
修理依頼理由
譲り受けられたリングが大きいということで、お持ちいただきました。
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