時計宝石修理研究所

HARAJUKU NEWS

「セイコーの歴史を解説」

2021.04.02

〜セイコーの歴史をご紹介します〜

今回はセイコーの歴史をご紹介します。

1881年にセイコーは服部金太郎氏によって、「服部時計店」として創業しました。

現在のセイコーホールディングスです。

創業当初は、輸入時計の販売や修理を主としていました。

1892年、時計の自社製造を目標として、製造工場「精工舎」を設立しました。

設立当初は、掛け時計の生産をしていました。

部品の製造から組み立てまで一貫生産を行い、精密で高品質な製品を実現しました。

1895年、初めての懐中時計「タイムキーパー」を完成させました。

1913年には、国産初の腕時計「ローレル」の製造を開始しました。

小さい腕時計は製造に時間がかかり、懐中時計であれば1日200個程度の生産が可能でしたが、ローレルは1日30個程度が限界でした。

国産初の腕時計製造開始以降、数多くの発表をしてきたセイコーは正確さと技術力の高さを証明し続けてきました。

1969年、世界初のクオーツ式腕時計「アストロン」を発表しました。

時計史における革命的な出来事で、クオーツショックと言われています。

月差±3秒という恐ろしい精度を誇りました。

これまでのスイスで定めたクロノメーター規格で平均ー5~+8秒の日差とされていました。

アストロンの精度の恐ろしい精度が分かりますね。

セイコーはクオーツの特許を開放しました。

この電子化された腕時計は物凄い勢いで普及しました。

長い間続いてきたスイスを中心としたヨーロッパの伝統的機械式時計産業は衰退に追い込まれました。

セイコーの技術力の高さをクオーツショックで証明しました。

セイコーはクオーツだけではありません。

機械式時計でもその技術力の高さを証明しています。

1964年、ニューシャルテル天文台コンクールに成功が参戦しました。

4年後、1968年に前年度1位の記録を抜きますが、コンクールが中止になってしまいます。

スイス時計産業が日本の技術力の高さに恐れを抱いたからともいわれています。

1998年にはセイコー独自のクロノメーター規格より厳しい「新GS規格」を制定しました。

グランドセイコーのムーブメントにこの規格が適用され生産されています。

セイコーの技術力の高さを証明してきました。

そして、ゼンマイ駆動でクオーツ式の正確さを併せ持つ「スプリングドライブ」の開発など世界初の技術を発表し続けています。

これからもセイコーは革新的な技術で世界を驚かせるてくれる事でしょう。

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