時計宝石修理研究所

HARAJUKU NEWS

◾️時計修理技能士が教える時計ベルトの正しい長さとお手入れ方法

2019.10.08

 

今回は腕時計のベルトついてのお手入れ方法を説明していきたいと思います。

 

まず、時計ベルトの適切な長さの見方ですが、時計ベルトをしようする際は、汗などが付着しにくくするために、腕とベルトとの間に隙間ができるよう緩めに装着することが推奨されています。

 

次にお手入れ方法です。

 

・皮革ベルト

革製品は、汗やホコリを嫌います。 汗、水、汚れなどが付着した時には柔らかい布でよく拭き取ってください。

 

また使用後は拭き取ったあと、充分に乾燥させてください。湿気が残ったままだと、臭いの原因や耐久性にも影響を与えます。

 

・金属ベルト

柔らかい布で、汗や水、汚れなどを拭き取ってください。また、汚れがひどい場合には軽く湿らせた柔らかいブラシでブラッシングしてください。ベルトの表面、裏側やコマの間、バックルの裏なども行ってください。ぬるま湯で薄めた中性洗剤を使用することも効果的です。ブラッシングの際、時計本体に水がかからないように充分注意してください。最後に柔らかい布で水分をよく拭き取り乾燥させてください。水分が残っているとステンレスだと、表面の酸化被膜が壊れてしまい、サビの発生の原因になったりします。

 

・ラバーベルト

ラバーベルトは水洗いできるので、時計のケースから取り外すことができれば、水洗いを定期的にすることによってラバーの経年劣化を防ぎます。

できない場合、金属ベルトと同じくぬるま湯で薄めた中性洗剤を使用することも効果的です。ブラッシングの際、時計本体に水がかからないように充分注意。

 

夏場の汗は時計ベルトの大敵です。汗をたくさんかいた時はこまめに乾いた布で拭くようにしましょう。汚れや汗はそのままご使用になられると皮膚がかぶれる要因にもなります。

 

金属ベルトに関しては、当店の高圧スチーム洗浄機と超音波洗浄機でおうちではなかなか取れない汚れもスッキリピカピカにすることができます。

是非ご利用くださいませ。

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