REPAIR
RESULTS
オーバーホール修理実績
オーバーホール修理実績
REPAIR RESULTS
2022.06.23
修理レポート
今回は、カルティエ タンクのオーバーホールを承りました。 カルティエ タンクは名前の通り、第一次世界大戦時に戦車を上から見た形から構想を得て、ケースを操縦室に、左右のベゼルとラグに相当するフレームをキャタピラーに見立てて、平面図に起こしデザインしたと言われています。 「戦車の平面図」は有名な話です。 さて、カルティエのタンクには様々なシリーズがあります。 I.タンクフランセーズ 最も一般的なタンクはこちらになります。1919年にデビューしたのはこちらです。 II.タンクアメリカン 縦に細長く手首の丸みに沿ってカーブしたケースが特徴的です。 Ⅲ.タンクソロ 通常のタンクと比べて、ベゼルのフラット感や艶のある仕上がりがシャープな印象です。 Ⅳ.タンクアングレーズ 通常のタンクと比べて、全体的に丸みを帯びており、またリューズをケースに埋め込んだ唯一のモデルです。 Ⅴ.マストタンク マストとは、「MUST」〜ではなくてはいけない、という意味のマストから来ています。 「美を愛する人の生活にかけてはならないもの、絶対に不可欠な持つべきもの」から来ています。価格帯を下げ、幅広い層に向けて作られたモデルです。ただ、現在では廃盤となっています。 そんな歴史のあるタンクのオーバーホールが完了致しました。
修理依頼理由
時計が遅れがちになったので、お持ち頂きました。
その他のオーバーホール修理実績