時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

■「ジラールペルゴ・ヴィンテージ1945 オーバーホール」

2020.05.18

スイスのラ・ショード・フォンに本社を置く、老舗ブランド。愛好家ならば、誰もが知る垂涎のブランドです。

 

世界的に見ても、数少ないマニュファクチュール(自社一貫生産)ブランドとしても、その名を馳せています。

 

同社は、史上初めて腕時計の量産を行ったメーカーとしても知られています。が、当時は腕時計の登場に時期尚早であり、大きく広まるにはいたらなかったようです…。

 

1969年には、セイコーと時を同じくして時計用クォーツの開発に成功したものの、世界初の量産はセイコーに譲ることになりました。しかしながら、翌年にはスイス初の量産に至ることになります。

 

1861年には、創業者の一人であるコンスタン・ジラールの義弟、フランソワ・ペルゴが、スイス時計普及のために来日、横浜に日本初の時計輸入代理店を作ったことが有名なエピソードでもあります。

 

今回お承りしましたこちらのヴィンテージ・コレクションは、現代の防水性や耐久性を備えながらも、独特なヴィンテージ感も放っているモデルとして、愛好家からも絶大な人気を誇っています。

 

中でも、特に人気の高いモデルがこの“ヴィンテージ1945”なのです。

 

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