時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

■「19セイコー」

2022.09.02

19セイコーは昭和4年から昭和46年まで精工舎(現在のセイコー)で製造されていた懐中時計の総称です。

昭和4年の4月に発売開始後、11月に国内時計ブランド初の鉄道時計に選出され、更に堅牢性に優れていることから、戦時中は軍用時計としても活躍しています。

戦後には電話交換手用としても使われており、指で揺れて時間がわかる盲人用タイプも発売されていました。

その後はさまざまなタイプやムーブメントの性能アップを経て昭和46年まで生産されておりましたが、現在は鉄道時計はクォーツを使用している為、機械式である19セイコーは昭和46年以前に製造されたもののみとなっております。

時計修理コラムを一覧に戻る

SERVICE

fb

Instagram

WATCH&JEWELRY REPAIR LAB SNS