時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

■「セイコー スポーツマン」

2022.04.25

セイコーが日本の高度経済成長とともに成長し続けていた1960年、完成度の高い手巻き式時計の普及機を代表する機種として誕生したのが諏訪精工社の「スポーツマン」です。
実用性とリーズナブルな価格を両立させた秀逸な製品といわれ、「国産腕時計の名機」と称されるなど非常に評価が高く、後のセイコー製ムーブメントに多大な影響を与える名機を搭載した製品として知られています。

後に開発された自動巻式時計「スポーツマチック ファイブ」にもスポーツマンの技術はしっかりと引き継がれていき、男性用腕時計は急速に自動巻時計の時代へと移ります。日付と曜日を3時位置の1つの窓の中に表示するレイアウトは、腕時計の概念を覆した新しいセイコーの顔として定着していきました。

時計修理コラムを一覧に戻る

SERVICE

fb

Instagram

WATCH&JEWELRY REPAIR LAB SNS