時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

◾️ 「ORIS」

2022.02.24

今回は、ORISのオーバーホールを承りました。

オリスは、ポール・カッティンとジョージ・クリスチャンによって、スイスのヘルシュタインで創設されました。

すでに閉鎖されていたLohner&Coの時計工場を買い取り、1904年6月1日にその地方の市長と契約を結びました。

オリスという由来は、近くを流れる小川にちなんで命名されました。

1900年代初頭は時計の産業需要や戦時需要が、往来に比べて飛躍的に高まった時代でした。そのため、創業当時から既に質の高い時計を輩出していたオリスは、瞬く間に人気ブランドとなりました。

創業からわずか20年ほどで、スイス国内に5つの生産拠点を開設し、ヘルシュタイン切っての一流メーカーとなりました。

成功の鍵となったのは、パイロット達がグローブをしたままでも操作できる、直径の大きいリューズ「ビッグクラウン」を開発・採用したパイロットウォッチでした。

また、窓に日付を表示するのではなく、三日月のような先端の針で日付を示す「ポインターデイト」もオリスの発案です。

今では、ダイバーズウォッチの「アクイス」や「ダイバーズ65」、モダンでスタイリッシュな「アーティックス」など、多くのコレクションを産出しています。

そんな、オリスのポインターデイトのオーバーホールが完了致しました。

 

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