時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

◾️ 「セイコー アストロン」

2021.11.11

今回は、セイコーのアストロンの修理を承りました。

このアストロンは、1969年にセイコーが生み出した世界初クォーツウォッチに名付けられたのが原点です。

そして、そのアストロンをある方法で復刻させて、「第二の革命」を起こすと宣言したそうです。

ある方法とは、「リングアンテナ」がGPS衛星からのシグナル受信により、地球上のどこでも緯度・経度・高度から現在地を特定、今ユーザーがいる場所の正確な時刻を示すという、世界初の技術でした。

また、「スマートセンサー」により、太陽光が当たると瞬時に現在地を確認し、自動時刻修正を行うというものです。もちろん、太陽光を認識するということは、ソーラー充電も兼ねています。

機能だけでなく、外装にもこだわりの感じられるものとなっております。

文字盤に陰影を作り、インデックスには光沢感をだし、美しくメリハリのあるデザインとなっています。

ケースもざらつ研磨を施すことで、光沢感を落ち着かせ、スポーティな印象です。

また、ケース自体に小傷や擦り傷を防ぎ、輝きを長持ちさせる独自の技術である、「ダイヤシールド」を施しています。

機能性もデザイン性も兼ね備えたお時計です。

そんな、セイコー アストロンのオーバーホールが完了致しました。

 

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