時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

◾️ 「パネライ ルミノール」

2021.10.28

今回は、オフィチーネ パネライのルミノールの修理を承りました。

1860年に、ジョバンニ・パネライがフィレンツェのグラツィエ橋に時計店を設立しました。この店は、時計の販売店及び工房としてだけではなく、フィレンツェ初の時計製造学校としの役割としても担っていました。

軍用に視認性を高めるため、ラジウムの粉末を開発し、計器や照準器のダイヤルに塗布したことが、今のラジオミールのベースとなり、またラジオミールとして特許を獲得し

ます。

そして、後にラジオミールのような取り扱いに注意が必要である放射性物質の代わりに、様々な蛍光物質と発光物質として、放射性物質の含有量が少ないトリチウムを原料とする「ルミノール」の特許を獲得しました。

また、あのパネライならではのリューズガードも国際特許を取得しています。

2002年、スイスのヌーシャテルにパネライ マニュファクチュールを開設し、2005年に自社製ムーブメントを発表しました。

2007にトゥールビヨン搭載のムーブメントを開発しました。

その後も、様々なキャリバーのムーブメントを開発・発表してきました。

そんな、オフィチーネ パネライのルミノールのオーバーホールが完了致しました。

 

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