時計宝石修理研究所

HARAJUKU NEWS

「オメガの歴史を解説」

2021.02.09

〜オメガの歴史などをご紹介します〜

1848年、23歳のルイ・ブランがラ・ショー・ド・フォンに時計の組立工場を設立したのがオメガの始まりです。

カギ巻きの懐中時計が最初の製品でした。

1877年、長男をパートナーに迎え、ルイ・ブラン・アンドフォルズ社を創設します

大規模な時計製造を目指すには、労働力の確保こそが発展に必要と彼れは判断しました。

労働力の基盤を整え1880年、機械式シリンダー・エスケープメントのキャリバーを発表し、このキャリバーを使用した懐中時計「ジュラ」、「パトリシア」、「へルベチア」、「ケルティック」を発表しました。

イギリスを中心とするヨーロッパの市場で販売し、成功をおさめ、販売網を確立し、南北アメリカへも販売網を広げました。

広く一般に受け入れられる高品質の製品と、市場動向を読んだ確実なマーケティングが成長をもたらしたです。

1889年には従業員600人で年間製造本数10万本というスイス最大の時計メーカーに成長しました。

1894年、オメガ19ライン・キャリバーの開発にのりだし、オメガにとって、記念すべき年となりました。

分業システムを導入して製作された最初のキャリバーで、この製造方式がその後の時計製造に大変大きな影響をおよぼしました。

19ライン・キャリバーは当時の技術として最高傑作と評価され、「究極」を意味するオメガと命名されました。

1894年に伝説的な名機と知られるキャリバー「オメガ」が発表されました。

1982年に社名を「オメガ」に変更しました。

究極もあり、信頼もあるオメガは1932年、ロサンゼルスオリンピック以降の公式時計を勤めてから現在まで、数多くの歴史的瞬間を記録してきました。

オリンピックのタイム記録というオメガの精密性、信頼性の証明を現在もしています。

1940年から1960年にかけて、誰でも知っている名機が次々と発表されます。

究極であること、オメガへの信頼性の証明をするために、極地や海底探検、様々な調査の装備としてオメガの存在がありました。

1948年にオメガは「シーマスター」を発表します。

オメガ100周年の年にこのモデルが誕生しました。

オメガは第二次世界大戦中に軍用時計を製作していました。

軍用時計には防水性や耐磁性が求められます。

その条件をクリアしイギリス軍に正式採用された実績と経験をいかし開発されたのがシーマスターです。

「街で、海で、郊外で」何処でも身につけていけるオールラウンドのモデルとして開発されました。

次に、1952年に「コンステレーション」が発表されました。

コレクション名は、星座という意味です。

コンステレーションはクロノメーターを取得して高精度キャリバーを搭載し誕生しました。

裏蓋には、天文台と星の刻印があります。

オメガは2つの天文台で行われた精度コンクールで、2度の世界記録を樹立し、6度の優勝を果たしました。

これら計8つの栄誉を8個の星と天文台で表現しました。

名作として今でも人気のあるモデルです。

1957年、「スピードマスター」が発表されました。

オメガスピードマスターが世界で初めてベゼル部分にタキメーターを取り付けた腕時計になります。

オメガスピードマスターが発売された頃にソ連とアメリカは、宇宙開発競争の真っ只中でした。

1962年のマーキュリー計画により、宇宙飛行士ウォルター・シラーが宇宙遊泳をはたした時、彼の腕にはオメガスピードマスターがつけられていました。

NASAは宇宙開発を進める中で、急激な温度変化や気圧変化といった過酷な宇宙環境でも耐えられるようなクロノグラフを探していました。

大手メーカーのクロノグラフが集められ様々なテストを実施し、最後まで残った時計がオメガスピードマスターでした。

1965年以降の宇宙飛行士が装着する腕時計は、オメガスピードマスターが選ばれるようになりました。

1967年、世界初の有人月面着陸の時も宇宙飛行士の腕にはオメガスピードマスターがありました。

多くの偉業と共にオメガスピードマスターの存在がありました。

1967年、オメガの中では数少ないドレスウォッチの「デ・ヴィル」が発表されました。

1960年、デ・ヴィルは発売当初シーマスターの中の一つのモデルとして誕生したので、名前も「シーマスターデヴィル」でした。

7年後シーマスターから完全に独立しました。

シンプルでエレガントなデザインをコンセプトとしているため今でも人気があるモデルです。

現在もニューモデルが発表され続けているこれらのモデルたちは、世界的な人気を誇っています。

これからも究極を追求するオメガがとても楽しみです。

NEWS一覧へ戻る

各店舗別TOPへ戻る

SERVICE

fb

Instagram

WATCH&JEWELRY REPAIR LAB SNS