時計宝石修理研究所

REPAIR COLUMN

【ロレックス・シードゥエラー オーバーホール】

2020.08.03

ロレックスのダイバーズウォッチと言えば、サブマリーナを思い浮かべる方も多いと思います。

 

発表当初、サブマリーナの影に隠れがちではありましたが、 “海の居住者”の名のごとく、その真価はプロユースの防水性にあるでしょう。ファーストモデルでは610m防水でしたが、この度承りました16600は、1220m防水へと大幅スペックアップ。

 

サブマリーナと外観は殆ど変わりませんが、最大の違いは、9時位置にある飽和潜水対応のヘリウムガスエケープバルブと、ガラス強度を高める為に廃止したカレンダーのサイクロップレンズでしょう。

 

 

さらに上位モデルの“シドゥエラー・ディープシー”の発売と共に2008年にその幕を下ろし、2014年に同スペックモデルが発売スタートとなった今も、根強い愛好家も大勢いらっしゃるそうです。

 

さて、この度のご相談内容といたしましては、毎日しっかりとご愛用頂いていてもすぐに止まってしまうとのことでした。

 

内部を拝見の上、丁寧にメンテナンス。再び元気な鼓動を取り戻してくれました。どこまでも、どこまでも深く深海の冒険へと誘われることでしょう。

 

時計修理コラムを一覧に戻る

SERVICE

fb

Instagram

WATCH&JEWELRY REPAIR LAB SNS