時計宝石修理研究所

HARAJUKU NEWS

東京で時計のオーバーホールなら/費用・修理について解説

2020.06.21

・時計のオーバーホールはなぜ必要なのか?

 

よく聞く質問ですが、時計には時計用のオイルが注油されています。

 

このオイルは時計をしようしていると、経年劣化してきます。

 

オイルが切れた状態で、時計を動かしていると

 

部品同士が磨耗し、金属粉が出てきます。

 

その金属粉がほかの部品の隙間に入り込んだりし、

 

磨耗のスピードを加速させたり、部品の噛み合いがうまく

 

いかず、部品を削る原因になり時計の状態を

 

悪化させる悪循環の原因となります。

 

特に機械式時計はゼンマイの動力で動いている時計で、

 

部品同士にはものすごい負荷がかかっています。

 

そこに金属粉が入り込むと部品を削ってしまいます。

 

ですので、この汚れや金属粉が発生するのを防止するために

 

時計のオーバーホールは必ず必要なのです。

 


・オーバーホールと修理の違い

 

オーバーホールは、時計の部品をすべて分解し隅々まで洗浄や点検を行って本来の動作を取り戻すことが目的です。

 

点検の結果、異常が見つかれば修理や部品交換をすることもありますが、基本的には元のパーツを洗浄して使います。

 

一方、修理は時計に何らかのトラブルが起こったときに、不具合のある部品だけを直したり

 

、交換したりする作業がメインです。オーバーホールのように時計を完全に分解して部品

 

一つ一つを細かくチェックすることはありません。

 

 


 

・オーバーホール(分解掃除)の手順を解説

 

オーバーホールの作業は大きく分けて、8工程に分かれます。

 

それでは順番に説明していきます。

 

・分解

 

時計を分解して、不具合(止まり、時間の遅れ、時間の進み、動くがすぐ止まる)の原因を調べます。 単に分解するのではなく、この時に部品を丁寧に一つ一つ見ていきます。

機械式腕時計は、ゼンマイの負荷のない状態にし、順番に丁寧に分解していきます。

この時、時計の修理にかかる費用がどのくらい必要なのか?を明確にします。

 

・洗浄

 

ホコリや油で汚れた部品をベンジンで一つ一つ洗浄していきます。

手洗いが必要な汚れの状態のものもあるので、手作業で行う。

特に、錆びや、汚れが広がっていると時間がかかります。

細かな部品や壊れやすい部品が多いですが、慎重にしっかりと洗浄します。

超音波洗浄機もしように、新品同様の輝きを取り戻させます。

 

・注油

分解して、洗浄を終えた部品を一つ一つ確認しながら、穴石、受け石、アンクルの爪石、そして車軸穴。歯車、車軸などの部品に適切な箇所に適切な量のオイルを選択し注油を行います。時計用のオイルは時計の部品の種類や機能によって種類を変え、より長い期間安全にご使用になれるように分けます。

 

・組み立て

壊れた部品は、修復・交換を行い、順序よく組み立てます。

小さな部品ばかりの精密機械なので、全神経を集中して取り組みます。

技術者の経験が問われるセンスが大切な作業です。この時に複雑なもの、

はどの部品がどこの場所に配置されているのかを全て記憶しておかなければ

なりません。

 

・調整

組み立てが完了すると、動作確認を行います。

正常に動いているようであれば、テンプ、ヒゲゼンマイ、緩急針のアオリなどの

調整、調節の作業に移ります。微調整は熟練技が必要な細かな作業です。

 

・ケーシング

調整を終えたムーブメントに、時針や分針、秒針を取り付け、ケースに収める作業です。

ケース内、ガラス面、ムーブメント部分にホコリや汚れがない状態にし、裏蓋をしっかり閉めます。

 

・点検

分解、洗浄、注油。組み立て、調整、ケーシングの全ての作業工程が終われば、本来の性能を取り戻しているのかを確認していきます。

専用の計測器等をしようして、精度や防水機能、外観の全てをチェックします。

 

・完成

腕時計の本体に バンドを取り付けるとオーバーホールの作業は完了です。

腕時計を永くお使いいただけるように、一般的なクォーツ式で5〜6年に一度

機械式時計で3〜4年に一度、点検・分解掃除(オーバーホール)をおすすめします。

 

・ポリッシュ(オプション)

ケースやブレスレット部分を磨くことができます。

長年ご愛用いただいているとどうしても打ち傷や擦り傷ができます。

それらも素敵な時計の思い出ではございますが、ポリッシュすることで、

再び美しい輝きを取り戻すことができます。

 


 

・オーバーホールの料金・費用はどのくらい?

・国産クォーツ:¥19,800(税別)〜

・ロレックス:¥39,800(税別)〜

・オメガ:¥39,800(税別)〜

・タグホイヤー:¥39,800(税別)〜

・IWC:¥39,800(税別)〜

・フランクミュラー :39,800(税別)〜

・ゼニス:¥59,800(税別)〜

・ウブロ :¥39,800(税別)〜

・パテックフィリップ:¥59,800(税別)〜

・ブレゲ:¥59,800(税別)〜

 

上記以外のブランド時計もお修理可能です。

 

詳しくはお店までお問い合わせくださいませ。

 

・オーバーホールの時間はどのくらい?

順番に一つ一つ丁寧に施術させて頂いていますので、

お見積もり期間が約2週間、オーバーホール期間が約1ヶ月ほど頂戴しています。

 

※腕時計の状態や、修理依頼の状況により変動する可能性もございます、予めご了承ください。

 

・古い時計・アンティーク時計でも修理可能?

他店でお断りされた時計でもお修理可能です。弊社には部品を一から製作する

職人が在籍していますので、年代ものの古い時計もお修理が可能です。

他店でお断りされ、諦めていた時計も一度ご相談ください。

 

・こんな時はすぐプロショップにご相談を

時計を普段ご着用されている時に、「修理かな?」という

 

違和感を感じたらすぐに時計修理の専門家に相談しましょう。

 

○時計に何か不具合が起こった状態でご使用を続けるのは時計にとって大変危険です。

 

○時計が曇り、曇りが取れない

 

○手巻きをするときに巻き上げが重たい、違和感がある

 

○時計は動いているが、着用していてもすぐに止まってしまう

 

○すぐに時間が遅れてしまう

 

○時計を振るとカラカラと音がする

 

そんな症状が出たらすぐに相談しましょう。

 

そのままご使用を続けると内部の状態は悪化します。

 

人間の癌が早期発見で治療が簡単に可能なように、

 

時計も何か問題があるとすぐにでも施術する方が、

 

簡単なお修理で蘇る場合が多いです。

 


・オーバーホールで愛用の腕時計をいつまでも大切に

オーバーホールとは、人間でいう健康診断のようなものです。

 

普段はケアできない時計内部の状態をチェックすることで、不具合箇所の早期発見ができ、大きな故障を防げます。

 

時計の故障や不具合を放置していると、修理できないほど状態が悪化する場合がありますので、

 

ブランドが推奨する周期でオーバーホールを行い、コンディションを整えるようにしましょう。

 

 

 


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