今回は、セイコー　クォーツの修理を承りました。 SEIKOは、日本が世界に誇る時計ブランドです。 1881年に服部金太郎氏が東京京橋采女町に服部時計店を創業したことが始まりです。 1892年に精工舎を設立、掛け時計の製造がスタートしました。 そして、1895年に懐中時計「タイムキーパー」を発明、製造を開始しました。 1913年に国産初の腕時計「ローレル」の生産が開始されました。 1924年に「SEIKO」の指標が初めて使用され、その後も数多くの「機械式」の腕時計を生産、販売してきました。 そして、1969年に世界を揺り動かす事になったのが、世界初のクォーツ式腕時計「アストロン」の発明・販売開始でした。つまり、クォーツショックです。 当時の価格で45万円と中型車並みの金額でした。というのも、ケースは金無垢だったためです。 高額であったにもかかわらず、その機械式腕時計と比較して圧倒的な精度、頑丈性、そして稼働時間の長さなどで、SEIKOの名前を世界に知らしめるきっかけとなりました。 そんな歴史の長いSEIKOの時計の修理が完了いたしました。

バンドの汚れとピンがぬけやすくなってしまったため、お持ち頂きました。