腕時計を選ぶ際に正規店と並行店の違いをご存知でしょうか。特に価格重視で選ぶ方は「並行店」「並行輸入品」という言葉に出会うことも多いでしょう。今回はその違いを詳しく解説していきます。

 

正規店・並行店とは

 

「正規店」は時計ブランド・メーカーと直接契約したショップやメーカー直営店のことで、商品を直接入荷します。「並行店」は卸売業者や海外バイヤーなどから入荷するショップのことです。それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

正規店のメリット・デメリット

 

・正規店のメリット

1. 価格の統一
2. 品質の差異がない
3. サービスが一律

 

・正規店のデメリット

1. 価格の融通が利かない
2. 欲しいモデルが手に入らない場合がある

 

並行店のメリット・デメリット

 

・並行店のメリット

1. 商品価格が安い
2. 幅広い品揃え
3. 旧モデルや限定品も入手可能

 

・並行店のデメリット

1. アフターサービスの質が一定でない
2. 品質にばらつきがある可能性
3. 保証期間が短い

正規店での購入は「最高レベルの安心で腕時計を購入したい方」におすすめですが、「アフターサービスやメンテナンスに不安がない方」や「価格や品質で比較したい方」は正規店にこだわらなくても良いでしょう。

 

まとめ

 

最終的には自分のニーズに合ったショップを選ぶことが大切です。正規店と並行店の違いを理解し、自分に適した場所で腕時計を購入しましょう。

まず、相場で価格設定を行うショップが多く、優良な並行店であれば過度なプレミア価格は設定されず、定価を下回ることが一般的です。

また、並行店では提携工房でのメンテナンスが受けられ、一部例外を除いてメーカーよりも安い価格でサービスが提供されることが多く、品質にも優れています。

さらに、並行店では正規店では手に入らないレアモデルや生産終了モデルとの出会いが期待できます。しかし、ショップ選びが難しい点やコピー品の可能性がある点はデメリットとして意識しておくべきです。

それでは、どのような方に並行店での購入がおすすめかと申しますと、「とにかく安価な商品を探している方」や「珍しいモデルをお探しの方」にふさわしいと言えます。一方で、最高級の品質と安心を求める方や腕時計に妥協を許さない方には、並行店での購入はお勧めできません。

正規店と並行店の違い、それぞれの特色についてもう一度おさらいしましょう。

1. 正規店・並行店の違い
2. 正規店のメリット・デメリット
3. 並行店のメリット・デメリット

この記事が時計購入の際に参考になれば幸いです。